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LustRoom004 END-A SS

※R-18ゲイ向けのSSです。

憧れのヒーローエンド

(甘さ:★★★☆・)

「……いねぇ、よな?」
            
             怪人ラウムを倒し、地球防衛軍の基地に帰還したマイクロブラックは、ラボでチェックを受けた後、報告のため総督室に来ていた。
             任務後の総督への報告は義務だが、総督が不在の場合に限り、詳細なレポートを提出することで報告完了となる。
             あえてその報告方法を狙っていたブラックの手には、帰還中に必死で考えた拙いレポートが握りしめられていた。
            
            「今はトレーニングルームにいってる時間だって聞いたけど、一応……おい、セクハラエロジジイッ!」
            
             誰もいない薄暗い室内に、ブラックの声が響く。
             何の反応もないことを確認したブラックは、胸をなで下ろし、大きな執務机に向かって歩みを進める。
            
             地球防衛軍の総督は、元ギガブラックであり、多くの怪人たちを倒してきた歴戦のヒーローだ。
             しかし、敵に捕まり性的陵辱を受けた回数もダントツで多いため、性的な攻撃への免疫をつけるためと称して、ヒーローたちに過激なボディタッチをすることが多い。
             ヒーローや訓練教官として活躍していた時期を知らない若いマイクロブラックにとっては、ただのスケベ親父としか映っていなかった。
            
            「……隙ありっ!」
            「んあっ!?」
            「おお、相変わらずデカくてプリッとしたいいケツしとるじゃないか、マイクロブラックよ!」
            
             不意に背後に現れた総督が、スーツ越しにブラックの尻を撫でる。
            
            「いねぇはずじゃ、っつーか、汗臭ぇっ!?」
            「それはお前さんもじゃろうが。おおっ、雄っぱいの揉み心地もたまらんな!」
            
             トレーニングルームから帰ってきたばかりの総督は、いつもの軍服と違い、タンクトップとスウェットを着た姿だった。
             鍛え抜かれた肉体には多くの傷痕が残り、歴戦の勇士であることを物語っている。
             総督はそんな逞しい体で、ブラックに後ろから抱きつき、大胸筋を揉みしだく。
            
            「んああっ、揉むのやめろぉぉっ! ケツにチンポ押し当てんなぁぁっ!」
            「トレーニングで火照ってしまってな。お前さんも任務で火照っとるじゃろ、どうじゃ、ワシと体をぶつけ合わんか?」
            「ふざっけんな、この、エロジジイがっ!」
            
             暴言を吐きながら、総督の腕を掴み、豪快に投げ飛ばすブラック。
            
            「のわぁぁっ……っと、危ないじゃろ、まったく」
            
             総督は執務机に腕を突いて勢いを止めつつ、体を回転させ、何事もなかったかのように自分の椅子に着席した。
            
            「いきなり抱きつくからだろ!」
            「ふぅ、ワシを総督として扱わんのは、どちらのブラックも同じじゃな」
            
             ギガレンジャーのブラックは、総督を”オヤジ”と慕っており、総督と砕けた会話ができる数少ないヒーローだ。
             マイクロブラックの方はと言うと、総督のガタイ以外はまったく尊敬していないので、このようなしゃべり方になっている。
             総督も、その反応が新鮮で、ついつい他のヒーローより多めに手を出してしまうのだ。
            
            「さて、いつものスキンシップはこのくらいにして……任務ご苦労だったな。怪人ラウムはどうじゃった?」
            「っ、楽勝だったぜ。兄貴も普通に戦ってりゃ、あんなことには……」
            
             ブラックの兄は、先代のマイクロブラックである。
             鋼の肉体を持つ強いヒーローだったが、地球防衛軍のラボの所長だったラウムにだまされて捕まり、長い期間陵辱を受け続けた。
             発見された時は、縮小化した状態でスーツを無理矢理剥がされ、催淫作用の強い怪人のマラ汁に漬けられ、瓶詰めにされた状態だった。
             今も正気に戻らず入院していると、ブラックは聞かされていた。
            
            「お前さんたち兄弟には、ラウムのことで本当に苦労を掛けたな。創立メンバーじゃからと信じすぎ、ラボのことを完全に任せてしまったワシの不手際じゃ、本当にすまんかった」
            「っ!?」
            
             総督が立ち上がり、深く頭を下げたことに、ブラックは驚く。
             他のヒーローたちが尊敬し、信頼している理由の一端はこういうところにあるのだろうと感じた。
            
            「……む? お前さん、兄より立派なモノを持っとるようじゃな」
            「どこ見てんだよっ!」
            
             やはりただのスケベ親父だったと、ブラックは強く思うのだった。
            
            
             再び着席し、おもむろに机に置かれたブラックの任務レポートに、目を通す総督。
            
            「ふむ、戦闘員たちに囲まれつつもこれを撃破し、”何事もなく”怪人を倒した、か。ほほう……」
            「な、なんだよっ、問題ねぇだろ!」
            「……時にブラックよ、先ほどなぜワシがお前さんの尻を撫でたと思う?」
            「そんなもん、総督がスケベだからに決まってるだろ!」
            「そうじゃな、”がら空き”のケツが目の前にあったら、ワシは必ず触るからな」
            「あっ……」
            
             ブラックは気づく。
             任務の途中で、マイクロレンジャーの防御の要であるマントを、自ら外していたことに……。
            
            「ラボで念入りに洗浄していたそうじゃな。背中やグローブ、ブーツに絡みついた蜘蛛糸を」
            「っ!?」
            
             ブラックがすくみ上がるのも無理はない。
             任務中、敵に捕まってしまったヒーローには、総督からキツいお仕置きが待っているのだ。
             ブラック自身はまだ受けたことがなかったが、先輩ヒーローたちが口を噤むほどの苛烈なお仕置きであることは分かっていた。
            
            「い、いや、これは、その……」
            「ワシはな、ブラック。お前さんの兄の件もあって、多少のことは目をつぶろうと思っとったんじゃ」
            「っ……」
            「じゃが、お前さんと来たら、面と向かって報告しようともせん。レポートも正直に書いとらん。マントは外しとるし、総督室でのマスクオフも忘れとる。これじゃあ、お仕置きせざるを得んな」
            「そ、そんなっ……」
            
             総督は立ち上がり、大きな執務机を回って、ブラックの方に近づいていく。
            
            「安心せい、はじめてじゃから優しく…………ウッ!?」
            
             総督が不意に首の後ろを押さえて、項垂れる。
            
            「そ、総督、いきなりどうしたんだよ?」
            「……いや、優しくではいかんと思ってな。上官として厳しく叱ってやろう!」
            「えっ!?」
            
             ブラックは、総督の目つきが急に鋭くなったことに動揺する。
            
            「机に手をついて、こちらに尻を突き出せ」
            「っ、な、なんで……」
            「早くしろ、ブラック、上官命令じゃぞ!」
            「う、うっす!」
            
             口調が厳しくなった総督に気圧され、ブラックは執務机に手をつき、尻を総督に向けて突き出す。
            
            「歯を食いしばっておけよ。ワシのはスーツ越しでも効くぞ」
            「な、なにを……」
            バチィィィィィィィィィィンッ!
            「イッテェェェェェェェェェェェッ!?」
            
             総督の手のひらが、ブラックのデカい尻たぶに炸裂する。
             スーツ越しなのに、直に叩かれているような、皮膚が熱く感じるほどの痛みが、ブラックの尻を襲う。
            
            「くっ、ううっ、総督、やめっ!」
            「誰が起き上がっていいと言った!」
            「うわっ!?」
            バシィィィィィィィィィィンッ!
            「ぐっああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
            
             ブラックを押さえつけながら、その尻めがけて容赦のない平手を振り下ろす総督。
             強い痛みが全身を貫き、ブラックの尻がジンジンと疼く。
            
            「っ、はぁっ、はぁっ、い、イテェ、やめてくれよ、総督」
            
             起き上がると叩かれることを知ったブラックは、必死に振り返って、総督に懇願する。
             だが、その頭を掴んだ総督に無理矢理下を向かされ、足を蹴られて、両足を大きく開く体勢をとらされる。
            
            「その状態で、体を動かすんじゃないぞ。分かったな、ブラック!」
            「っ、う、うっす!」
            「では行くぞ。総督室は防音にしてある。存分に声を出していいからな!」
            バチィィィンッ! バシィィィィンッ! バッシィィィィンッ!
            「ぐっあああぁぁっ! イッテェェェッ! んっおおおおぉぉぉぉっ!」
            
             左右の尻たぶを交互に叩かれるブラックは、大声を上げて悶絶した。
             上官命令通り、机に手をつき頭を下げて、足を大きく開いて尻を突き出したまま、何度も何度も尻を叩かれる。
            
            バチィィィンッ! バシィィィィンッ! バッシィィィィンッ!
            「ぐっおおおおっ! イッ、あっああっ! んぐっおおおおおぉぉっ!」
            「このまま、任務の報告を言ってみろ!」
            「あっ、ああっ、う、うっす! あっ、兄貴とぉぉっ、おっ、同じ姿でぇぇぇっ、戦おうとぉぉぉっ、マントとったらぁぁぁっ、蜘蛛の巣にぃぃぃっ、捕まり、まし、たぁぁっ!」
            「敵に捕まったことを、なぜ正直に言わんかった?」
            「そっ、総督のぉぉぉっ、お仕置きがぁぁっ、こわかったからっすぅぅっ」
            「次からは正直に言うと、誓えるか?」
            「う、うっすぅぅぅっ! 誓いっ、ますっ、ああああぁぁぁぁっ!」
            「なら、これで最後だ!」
            バッチィィィィィィィィィィィンッ!
            「んぎぃぃぃぃぃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
            
             一際大きな音を響かせ、総督がブラックの尻を打ち据える。
             怪人に捕まった時より汗だくになったブラックは、汗臭い体をよじらせて、全身を貫く痛みに悶絶し続けるのだった。
            
            
            「はぁぁっ、はぁぁっ、やっと、終わった……」
            
             ブラックがそう言いながら起き上がると、総督はその背中を押しながら、静かに呟く。
            
            「懲罰モード、オン」
            「なっ!?」
            
             懲罰モードとは、総督が持つ権限の1つであり、圧倒的な力を持つヒーローたちを罰するためのものだ。
             その効果は、スーツの能力を無効化するだけでなく、首から下を自由に動かせなくするほど絶対的なものだった。
            
            「うぐっ!?」
            
             ブラックは、全身に力が入らなくなり、執務机に突っ伏す体勢で動けなくなる。
            
            「フフッ、知っているかブラック。懲罰モード中は、ヒーロー達のスーツを自由に剥がせるんじゃぞ。こうしてスーツをなぞるとな……」
            「うっ……」
            
             総督は、ブラックの尻たぶを囲むように指でなぞる。
             すると、線で囲まれた部分のスーツが光りを放ちはじめる。
            
            「ケツが、熱い、な、なんだよ、これぇっ!?」
            
             ブラックが悶えていると、スーツの輝きが一層強くなり、その部分のスーツだけが消失する。
             尻に当たる空気の冷たさで、ブラックは自分に何が起こったかすぐに理解した。
            
            「う、嘘だろ、スーツが……」
            「おお、デカい尻たぶに、手のひらの形が赤く残っているぞ。まだ疼くか?」
            「んああっ、触るの、やめっ、ああぁっ!」
            
             尻を優しく撫でられ、先ほどとは正反対の刺激に悶えるブラック。
            
            「さて、お前さんの尻穴を見せてもらおうか」
            「っ、そんなっ!?」
            
             慌てたところで何もできないブラックをあざ笑うように、総督は両手で左右の尻たぶを掴み、押し開いて尻穴を丸見えにした。
            
            「おお、きれいなもんじゃな。捕まっても、尻は犯されずに済んだようじゃ」
            「は、ハズいって、総督っ! 見るの、やめっ、ああっ、息吹きかけんのも、ダメだっ、うっううっ!?」
            「ヒクヒク動いて、ワシを誘っておるようじゃな」
            「な、なにをっ!?」
            
             総督の吐息が近づいてくる気配に、ブラックは体を震わせる。
            
            「虫系の怪人に捕まったんじゃ。ラボでココも念入りに洗われたじゃろ?」
            「っ、そ、それは……」
            
             虫系の怪人は卵を産みつける場合が多く、捕縛された隊員は、ヒーローでも例外なく尻穴を洗浄される。
             排泄した内容物までラボの研究員に確認される恥ずかしさは、地球防衛軍の誰もが経験することなのだ。
            
            「フフッ、たっぷり舐めさせてもらうぞ!」
            レロォォォォッ……
            「んあぁぁっ、そんな、ケツ、舐めるなんてっ!?」
            
             不意に尻穴を舐められたブラックは、尻たぶをヒクつかせながら声を上げる。
            
            「ううっ、や、やめろって、洗っても汚ぇし、おっ、おかしい、だろっ!」
            「おかしくなどないぞ、ブラック。ワシの前戯は気持ちいいと、評判だからな」
            「前戯っ!?」
            
             前戯という言葉で、総督がこれから何をしようとしているか悟るブラック。
             だが、懲罰モード中では、抵抗のしようがない。
            
            「お前さんの尻は、美味いぞ。んんっ、んむぅぅ、んんんっ!」
            レロレロォォォッ……
            「んおっああああっ!? そっ、そんな、舌、入れんなってっ、あああっ!」
            
             唾を尻穴に注ぎ込み、それをクチュクチュと舐めて、肉襞をほぐし拡げていく。
             総督の熟練した舌遣いは、ブラックの体に変化をもたらす。
            
            「んくっ、はぁぁっ、くっ、ううっ、こんなの、お、おかしいって……」
            「フフッ、そう言いながら、前が膨らんできているのは分かっているぞ。ほら、見えるようにしてやろう」
            「っ、やめっ!?」
            
             スーツの股間部分に小さな円が描かれる。
             すると、スーツは尻と同じように光っていく。
            
            「んあっああっ、チンポがっ、アチィィィッ!?」
            
             スーツが発熱し、光り輝いた後、音もなく消失する。
             小さく空いたスーツの穴から、総督の手によって、ブラックのチンポが引きずり出される。
            
            「フフッ、やはりもう半勃ちではないか」
            「くっ、ううっ、見ないでくれぇっ!」
            
             ブラックの半勃ちのチンポは、執務机にぶつかって下を向く。
             総督はそれを眺めながら、さらにくちゅくちゅとブラックの尻を舐めて責め立てた。
            
            レロォォォ、クチュッジュブブッ、レロレロォォォッ……
            「ンッオオッ、あっ、くっうううっ、んおっ、あっ、ああああっ!」
            
             尻穴に舌を入れられ、尻の中を舐め回されながら、ブラックは悶え啼いた。
             チンポはムクムクと大きくなり、遂には完全勃起へと至る。
            
            「チンポをギンギンにして、尻舐めがよほど気持ちいいようだな、ブラック?」
            「っ、はぁっ、はぁっ、そんなわけ、ねぇ、だろっ!」
            「正直に言うと誓ったのではなかったか、んんっ?」
            レロォォッ、グチュジュブブブブッ、レロッ、レロォォォォッ……
            「ン゛ッオ゛ッ、アアアァァッ!?」
            
             総督の怒濤の尻舐め責めが、ブラックを襲う。
             
            「ンンッ、さあ、言え、ブラック! 尻を舐められて気持ちがいいのだろう!」
            「あっ、あああっ、うっ、うう、うっす、気持ち、いいっすっ、総督にケツ舐められんのっ、気持ち、いいっす!」
            
             ブラックは、総督の百戦錬磨の尻舐めに負け、声を上げて気持ちいいと叫んだ。
             勃起したチンポの先から、トロトロと我慢汁が溢れ出し、執務机を伝って垂れていく。
            
            「はぁぁっ、あああっ、チンポやべぇっ! ああっ、シコりてぇよぉっ、総督っ、総督ぅぅっ!」
            
             懲罰モードを解除してもらうか、もうこの際、総督の手で扱かれてもいいと思い、ブラックは懇願する。
             だが、総督の返答は意外なモノだった。
            
            「フフッ、ダメだぞ、ブラック。これはお仕置きだ。私が満足するまでザーメンを出させはしないからな」
            
             そう言って、どこからか出してきた糸でブラックのチンポの根元をキツく縛り上げてしまう。
             根元を縛られ、勃起したまま汁を出せなくなったチンポが、ヒクッ、ヒクッと痙攣する。
            
            「さて、この状態で扱いてやったら、どんな声を聞かせてくれるのだろうな?」
            「んああっ、そんなっ!?」
            
             尻舐めが再開されると同時に、ブラックのチンポが総督のゴツい手で扱かれる。
            
            「おっああっ、ヤバいっ、総督っ、あっ、ああああっ!」
            
             我慢汁をローション代わりに、牛の乳を搾るような手つきで扱かれたブラックは、すぐに絶頂を迎える。
            
            「オ゛ッ、アァァァァァッ、イクッ、イクイクッ、んっおおおぉぉぉぉっ!?」
            
             ブラックの筋肉が激しく痙攣し、股の間に垂れたチンポがビクッ、ビクッと脈を打って震える。
             だが、根元を縛られたチンポからは、ザーメンが出ることはない。
            
            「ア゛ッ、アァァァァッ、チンポっ、イテェェェッ、ああっ、あああっ、出してぇぇっよぉぉっ!」
            「フフッ、出せないのがそんなにツラいか? 一切休ませる気はないぞ、もっともっと扱いて連続でイかせてやろう!」
            「やめっ、ン゛ッ、オオオォォォォォォォォォッ!?」
            
             チンポを掴まれ、さらに激しく扱かれたブラックは、あまりの刺激の強さに絶叫して悶え啼いた。
            
            「ン゛ッオッ、アアアッ、またイクッ、オ゛ッ、オオオッ、チンポ、がっ、んぐっ、あああぁぁぁっ!」
            
             ザーメンを出せない状態で連続絶頂を強制され、強すぎる快楽に追い詰められるブラック。
            
            「ひぎっ、んっおおぉぉぉぉぉっ!? もっ、ムリッ、総督っ、ギブッ、ゆるしっ、アッ、アアアァァァッ!」
            「そうかそうか、自らの行いを赦してもらいたいのだな……ならば、私がこの太いマラで尻を貫き、その糸が切れるほどの快楽で貴様をイかせてやろう!」
            「ウッ!?」
            
             熱く硬いマラが、ブラックの尻の割れ目に当たる。
             その大きさは、ブラックのチンポより圧倒的に大きく、舌でほぐされた程度で入るモノではないと、すぐに理解できる。
            
            「や、やめっ!?」
            「フフッ、貴様に逃げ場などないぞ、マイクロブラック」
            「ひぃぃっ、あっ、ああっ!」
            
             ブラックの尻穴にあてがわれた極太マラの先にあるデカい亀頭が、無理矢理押し入ろうとする。
            
            「いっ、いやだっ、あっ、あああっ、こんなの、いやだっ、たっ、助け、てっ、兄、貴っ!」
            
             ブラックがそう叫んだ瞬間、総督の執務机の鍵付きの引き出しが、ガシャンッと音を立てて開いた。
            
            「頭下げとけ、よっ!」
            
             黒い背広を着た小さな男が、勢いよく飛び出してきて、書類が挟まったバインダーを総督の頭上に向かって投げる。
             飛んで行ったバインダーが天井に突き刺さると、緑色の飛沫が上がり、プツンッと糸の切れるような音が室内に響いた。
            
            「うっ……」
            
             総督が不意に意識を失い、その場に倒れる。
             手をパンパンッとはたきながら、背広姿の小さな男は、執務机の上に着地した。
            
            
            ――――――――――――――――
            
            
            「はぁっ、はぁっ、何が起きて……えっ、あっ、兄貴っ!?」
            
             机に突っ伏したままのオレ(マイクロブラック)の目の前に降り立ったのは、入院しているはずの兄貴だった。
            
            「よ、よぉ……ちょっと見ない間に、すげぇデカくなったな」
            
             小さな体でオレと会うのが気恥ずかしかったのか、兄貴は頭をぽりぽり掻きながら、茶化すようにオレの成長を喜んでくれた。
            
            「兄貴、入院してたんじゃないのかよっ!」
            「ちょっと前に戻って、今は総督の秘書をしてんだ。エロいことする時は毎回鍵掛けられんだが、操られていたとはいえ、まさか俺の大事な弟に手を出すとはな」
            「操られてたっ!?」
            「おお、首の後ろに青白い糸が伸びてたぞ。天井の小さな蜘蛛に操られてたみたいだな」
            「っ、ラウムの……」
            「そう、だろうな」
            
             オレと兄貴は、二人して黙ってしまう。
             兄貴は怪人ラウムによって陵辱され、縮小化したままスーツを剥がされたため、今も小さいままなのだ。
             その気まずい沈黙を打ち破るように、兄貴は手をパンッと叩いて、空気を切り替えた。
            
            「うっし、そんなことより、まずはお前のデカチンをどうにかしないとな!」
            「えっ、うおぉぉっ!?」
            
             小さな体に見合わない兄貴の腕力で、オレは執務机の上に引っ張り上げられ、仰向けにされる。
             糸で根元を縛られたチンポは、血管が浮き立つほどギンギンに勃起したままだった。
            
            「う、ううっ、兄貴、ハズい……」
            「安心しろ、お前にだけ恥ずかしい思いはさせないからな!」
            
             そう言ってニカッと笑うと、兄貴は背広を脱いでいく。
             ネクタイを緩めてワイシャツを脱ぐと、引き出しの中が熱かったのか、腋汗染みの広がったシャツが現れた。
             汗まみれのシャツを豪快に脱ぎ去ると、男なら誰しも憧れるような鍛え上げた強靱な筋肉が露わになった。
            
            「兄貴の体、やっぱすげぇ!」
            「だろ? 総督に俺専用のジム作ってもらってよ、前よりバッキバキに鍛えてんだ!」
            
             兄貴はそう言って、オレの前でポーズをきめ、分厚い大胸筋や割れた腹筋を自慢してくる。
             そして、そのままスラックスを脱いで、白いふんどし一丁の姿になった。
            
            「兄貴も総督と同じ、ふんどし?」
            「おお、ふんどしはいいぞ。気合いが入るからな!」
            
             今度は背中を向けてもう一度ポーズをきめ、大きな僧帽筋や広背筋と白ふんどしが食い込むデカい大臀筋を、オレに自慢してきた。
            
            「……さて、脱ぐか。見て驚くなよ」
            「っ!?」
            
             兄貴がふんどしを解くと、勃起したチンポが丸出しになった。
             チンポの小ささを気にしていたことは知っていたが、まさか勃起しても小さいままで、先っぽまで皮を被っているとは思ってもみなかった。
            
            「年の離れた小さいお前を風呂に入れてる時、チンチンがデカく育つようおまじない掛けてたの憶えてるだろ。あれは、こういう理由だ」
            「オッ、オレは兄貴みたいなバッキバキの体に憧れてんだ! チンポがその、ちょっと小っちゃく見えんのだって、きっとガタイがいいせいだろ!」
            「お前は言葉遣いのせいで誤解されやすいけど、本当に優しいな。さっすが、俺の自慢の弟だ」
            「兄貴っ!」
            
             兄貴に”自慢の弟”と言われたことがあまりにも嬉しくて、照れくさくなったオレは慌てて話を続ける。
            
            「そういえば、なんで兄貴まで勃ってんだ?」
            「後遺症ってやつらしいんだが、勃起したまんま収まらなくてよ。ま、俺の場合は勃っててもあんま目立たねぇからいいけどな」
            「あ、兄貴ぃぃっ……」
            「おいおい、お前が泣きそうな声出すなよ。大丈夫だ、年中発情してても、今は毎晩、そうと……あっ……」
            
             兄貴が何か言いかけて、耳を真っ赤にする。
            
            「兄貴?」
            「いや、とにかくお前は気にすんな。全部、兄ちゃんに任せとけ!」
            
             そう言って兄貴は、オレのチンポの根元に巻き付いた糸を、外しに掛かる。
             先っぽからトロトロ溢れる汁が、体に掛かってもお構いなしに、糸をほぐし、オレに痛みが出ないよう慎重に外してくれる。
            
            「はぁぁっ、はぁぁっ、兄、貴っ……」
            「出せなくてツラかっただろ。今、抜いてやっからな!」
            
             糸を外し終えた兄貴は、汁まみれの体で、オレのチンポに腕を回してしがみつく。
             そして、力強いストロークで、スクワットしながらチンポを扱き始めた。
            
            「んっ、あああぁっ!? 兄貴、あっ、ああああっ!」
            「はぁ、はぁ、どうだ、気持ちいいだろっ!」
            
             兄貴のゴツい体を全部使った手コキに、オレは声を上げて喘いだ。
             小さい代わりにものすごく硬い兄貴のチンポが、裏筋にゴリゴリ当たって、ありえないほど気持ちいい。
            
            「んあっ、ああっ、すげぇ、気持ちいいっ、あっ、ああっ!」
            「そうかっ、俺も、チンポ、擦れてっ、あっ、ああああっ!」
            
             今までに味わったことのない気持ちよさに、オレは喘ぎ啼いた。
             兄貴はそんなオレの先走り汁を全身に浴びながら、さらに激しいストロークで扱いてくる。
            
            「んおっ、あああっ、兄貴、オレ、オレッ、もうっ!」
            「んくっおおっ、俺もだっ、一緒に、イクぞっ!」
            「はぁぁっ、ああっ、あああああっ、イクッ! イクゥゥッ!」
            「おっ、おおおっ、出すぞっ! おっああああぁっ!」
            
             ドピュゥゥゥゥゥッ! ビュルルゥゥゥッ、ビュクッ、ビュルルゥゥゥッ……
             オレのチンポからザーメンが激しく噴き上がり、漆黒のスーツを白く汚していく。
             兄貴が出す熱いザーメンの飛沫で、裏筋を刺激されたオレは悶え啼きながら、今まで出せなかった分のザーメンまで大量に吐き出した。
            
            「んはぁぁっ、ああっ、兄貴っ、あっ、ああっ、兄貴ぃぃっ!」
            「くっおおっ、すげぇぇっ、ビクッ、ビクッ、揺れてっ、オ゛ッオオオォォッ!」
            
             男の野太い善がり声が、総督室に響く。
             兄弟二人の射精は長く続き、執務机の上で白濁液を、大きさの違う二人の体にぶっかけ合うのだった。
            
            
            
            「ん……ぅぅん……」
            
             いつの間にか眠っていたオレは、背中に感じる硬さで、まだ執務机の上だとすぐに気づいた。
             そんなオレのそばで、二人の男の声がする。
            
            「はぁっ、はぁっ、総督、なんで、操られたり、なんか……」
            「ふーっ、ふーっ、すまん。お前さんには悪いんじゃが、あやつが最期に会いに来てくれた気がしてな。隙を見せてしまったんじゃ」
            「はぁっ、はぁっ、俺は総督のそういう、情に厚いところ、尊敬して……」
            「ふーっ、ふーっ、ワシはお前さんの器のデカさに惚れとるぞ」
            「惚れっ、えっ!?」
            「少し声を抑えんと、弟にバレてしまうぞ」
            「総督こそっ、あっ、ああっ!」
            「くっ、ううっ、一発じゃ足らんと、弟におねだりすれば良かったじゃろうが」
            
             くちゅくちゅという汁音と熱い吐息で、何か性的な行為をしていると感じたオレは、薄目を開けて見てみる。
             革張りの執務椅子に座った総督が、兄貴の体ごと自分のチンポを握って、激しく扱いているのが見えた。
            
            「おっ、おおっ、お前さんのゴツい体と硬いチンポコ、たまらんぞっ!」
            「はぁっ、ああっ、総督の、デカいチンポも、熱くて、あっ、ああっ!」
            
             怪人から性的陵辱を受けた者だけが持つ、強烈な欲求不満をお互いにぶつけ合い、夜な夜なサイズ違いの兜合わせで、性欲を満たしていたらしい。
             それが分かったオレは、邪魔をしないように目を閉じて、その行為が終わるのを待った。
            
            
             しかし、その後起こったのは、バレないからとそそのかされた兄貴とノリノリの総督が、二人同時にオレのマスクに向けて顔射するというありえない結末だった。
            
             怒りとともに起き上がったオレが、すっぽんぽんの二人の上官を正座させて、小一時間説教したのは、言うまでもない……(完)