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LustNovel1 後日談1

※R-18ゲイ向けのSSです。

オレとコーチの話

(甘さ:★★★★・)

『須崎……おい、須崎!大丈夫か?』
            
             炎天下の野球グラウンド、練習中のオレ(須崎陽平)にそう声を掛けてきたのは、野球部の早川コーチだった。
            
            「えっ、あっ、えっと、大丈夫っす!ちょっとボーっとしてただけなんで……」
            
             何を焦っているのかというと、オレはボーっとしながら、無意識に早川コーチのことを目で追ってしまっていたからだ。
             日焼けした厳ついヒゲ面のコーチは、高校、大学、社会人とずっと野球をしていて、デカいケツとぶっとい太ももでユニフォームをパツンパツンにする典型的な野球選手の体型をしている。
             背はオレよりちょっと高いぐらいだが、体の厚みが全く違って、ウェイトトレーニングで鍛えた上半身の筋肉に、青い長袖アンダーシャツがぴっちりと張り付いて、むっちり膨らんだ大胸筋が大きく盛り上がる、オレがなりたい憧れの体をしているのだ。
            
            『なんだ、遂にオレに惚れちまったか?』
            「っ、そんなわけないじゃないっすか!」
            
             コーチの鍛え上げた逞しい肉体に憧れているだけであって、決してコーチに惚れてるわけではない……はずだ。
            
            『でもお前、顔真っ赤だぞ。日陰でちょい休んだ方がいいかもな』
            「ホント大丈夫っすよ、オレ」
            『いいから、来いって』
            「うわっ!?」
            
             コーチに腕を掴まれたオレは、普段誰も人が来ない旧部室棟の裏に連れていかれた。
             そこで野球帽を脱がされ、汗でぐっしょり濡れた坊主頭をガシガシと手で撫でられる。
            
            『汗すげぇし、頭熱々じゃねぇか。こりゃ冷やしてやる必要があるな。水取ってくるから、上のユニフォームだけ脱いで待ってろ。アンシャツは脱ぐなよ』
            「えっ、あっ、うっす!」
            
             言われた通り、ボタンを外して泥汚れのついたユニフォームを脱ぎ去ると、上はこの前コーチに貰った、青い袖なしのアンダーシャツ一枚になった。
             ぴっちりと体に張り付くアンシャツは汗を吸って色が濃くなっていて、胸板の谷間部分にできた濃い汗染みが、腹筋の方まで垂れて広がっていた。
            
            「こんなに汗かいてるなんて……これじゃあ、腋もきっと……」
            
             そう小さく呟いて、腕を上げ腋に鼻を近づける。
             思った通り、強烈な汗臭さが鼻に突き刺さってきて、オレは思わず顔を背けた……が、背けた視線の先にいたのは、ニヤニヤと笑う早川コーチだった。
            
            「なっ!?」
            『へぇ、顔背けちまうくらい腋が臭ぇのか。俺にも嗅がせてくれよ』
            「そんなっ、イヤっすよ!」
            『いいだろ、ちょっと腋嗅がせてくれたら、持ってきた冷たい水やるからよ。ほら、万歳だ、万歳』
            「うぐっ……」
            
             冷たい水と言われ、喉がゴクッと鳴ってしまったオレは、仕方なくコーチに向けて腋を晒した。
             袖のないアンダーシャツでは隠れることのない汗ばんだ腋毛を、コーチはじっくり観察した後、顔を近づけて、鼻先が腋に擦れるくらいの至近距離で深く嗅いだ。
            
            『スーーーーハァァッ……ぐっはっ、こりゃ確かに臭ぇな。ああ、臭ぇ、お前の腋ほんと臭ぇぞ』
            「ううっ、臭い臭い言うのやめて欲しいっす!」
            『何言ってんだ。練習頑張ってる証拠じゃねぇか。臭くなかったらコーチとして怒るぞ』
            「でも、くすぐったいっし、やっぱ嗅がれるのは恥ずかしいっすよ」
            『なら、お前も俺の腋嗅ぐか?嗅ぎ合いだと、恥ずかしさも薄れるだろ?』
            「そ、そんな、腋を嗅ぎ合うなんて……っ、そもそも、オレは腋丸出しの袖なしで、コーチは長袖のアンシャツだから、直に嗅がれるオレの方が恥ずかしいに決まって……」
            『これ見ても、そう思うか?』
            
             コーチが腕を上げると、青いアンシャツの腋には大きな汗染みが出来ていた。
             この前のくすぐり尋問で、腋汗染みをまじまじと見られる恥ずかしさを知ったオレは、それ以上何も言えなくなり、それを堂々と晒すコーチのすげぇとすら思ってしまう。
             するとコーチはオレの後頭部に手を回して、オレの顔を腋に押し付けた。
            
            「むぐぅっ!?ぐっ、臭ぇっすっ、うううっ!」
            
             汗染みが広がるコーチの腋のニオイは、若い男の汗とは明らかに違う濃い雄のニオイがした。
            
            『そりゃあ俺も、お前らの練習見るの頑張ってるからな。汗だくだぞ。ほら深呼吸して嗅いでみろよ』
            「うぐっ、スーーーーッ……げほっ、げほっ、コーチの腋、臭すぎっすよ!
            『おっと、嗅ぎ合いなんだから俺の腋から顔背けるなよ。万歳崩すのもナシだ』
            「そんなっ、ううっ、ぐっ……」
            
             コーチの蒸れた腋のニオイからも、腋を嗅がれる恥ずかしさからも逃れる手段を奪われる。
             オレができる抵抗といえば、なるべく息を止めて、濃い雄のニオイを吸わないようにすることだけだった。
            
            『おいおい、そんな遠慮するなよ』
            
             コーチはそう言いながら、オレの後頭部に回していた手を動かし、嗅いでない方の腋に触れ、汗が付着した腋毛の感触を愉しむように、指で腋の窪みをくりくりと弄り始めた。
            
            「んっははっ!コーチ!」
            『腋閉じんなよ。万歳はキープだ』
            「えっ、くっふっ、ふはっ、そんなっ、んっははっ!」
            
             腋をくすぐってくるコーチの手から逃れようと後ずさりしたら、旧部室棟の壁にぶつかる。
             いつの間にか壁際に追い詰められていたオレは、コーチに腋を好き放題嗅がれながら、腋をくすぐられて悶絶し、乱れた呼吸で、コーチの腋汗のニオイを強制的に嗅がされる続けるのだった。
            
            「んっぐっ、ふっ、うぐっ!んっ、はははっ!コーチ、ヤバいっすっ!もっ、もっ、やめっ、んっははっ!」
            『焦って腋汗がさらに滲み出てんな。舐めたらどんな刺激的な味がするんだ?』
            「んえっ、そんなっ!」
            
             コーチはオレの腋汗を舐め取るように、舌を腋の窪みに這わせた。
             ざらついた舌が腋に与えるくすぐったさは半端なく、オレは素っ頓狂な声を上げて悶えた。
            
            「んひゃぁっ!?んひっ、ふっ、ははっ!」
            『ングッ、ンンッ……ぷはぁ、しょっぱさと苦みがたまんねぇ!もっと舐めさせろよ』
            
             腋に舌を入れ濃厚な口づけでもするように、コーチはオレの腋を執拗に舐めてきた。
            
            「ふひゃっ、んひっくふっ、ははははっ、くっふふふっ!」
            『ングッ、美味ぇ、たまんねぇ!ほら、お前も舐めろよ、アンシャツに滲みた俺の汗!』
            「い、いやっすよ!そんなっ、腋汗、なんか、ふひっ、ふっはははっ!」
            『舐めねぇならこうだ!』
            
             腋舐めと同時に反対側の腋をくすぐる指を増やされ、耐えがたいくすぐったさに悶える。
            
            「んひっ、くふっはははっ!な、舐め、んくっふっ、舐めるっす、から、ひゃめっ、んはっ、ふっ、ふっはははははっ!」
            『おっし、舐めるって言ったな。ほら、少し待っててやるから舐めろ』
            「はぁっ、はぁっ、うっす……れろぉぉっ、んぐぇっ!?」
            
             部活中、何度も汗をかいては乾くことを繰り返し濃縮されたコーチの腋汗染みは、舌がビリビリするくらい強烈な塩気とえぐみがあって、オレは思わずむせてしまった。
            
            「うぐぇっ、ごふぅぅっ、ゴホォォッ!」
            『おいおい傷つくだろ。俺はこんなに念入りに舐めてやってるってのによ』
            
             コーチはそう言ってニヤリと笑うと、舌をとがらせて俺の腋の窪みを舐め回してくすぐってきた。
            
            「ふひゃぁっ、んひっはははははははっ!」
            『ああっ、どんどん溢れ出てくる腋汗たまんねぇ!』
            
             美味そうにオレの腋を舐め回してくるコーチ。
             オレは、汗だくの腋を舐められるくすぐったさと恥ずかしさを、これでもかと味わわされるのだった……。
            
            
            「んはっ、くひっはははっ!もっ、もうっ、さすがに、ダメっすよ!コーチッ!」
            
             グラウンドまで響きそうなくらいの笑いが込み上げてきたオレは、万歳をやめ、コーチの肩を掴んで無理矢理引き剥がした。
            
            「はぁっ、はぁっ、コーチ、まだ部活中、っすよ」
            『んっ、おおっ、すまん、お前の出す汁はどれも絶品でつい、な』
            
             コーチは舌舐めずりをしながら、オレの股間を一瞬チラリと見た。
            
            「っ!?コーチ、あの約束はオレがムラムラした時だけっすからね!」
            
             あの約束とは、更衣室を覗いた疑いでくすぐり尋問を受け、罪を白状した後で決めた、ムラムラした時はコーチに必ず相談するという約束のことだ。
            
            『なんだよ、俺に腋舐められてムラムラしそうだったから慌てて止めたくせに』
            「そ、そんなわけないじゃないっすか!」
            『だいだい若い男ってのはみんな、射精後の1分間以外は常にムラムラしてるオナ猿のはずだろ?』
            「オ、オレは違うっすよ!そんなことよりほら、コーチ、水持ってきてくれたんすよね?」
            『おお、そうだった、そうだった』
            
             コーチは持ってきた後、地面に置いていた2リットルのペットボトルを開けると、まずオレの頭にぶっ掛けた。
            
            「うわっ、冷たっ!」
            『茹でダコは冷水でしっかり冷やさないとな。おっ、水吸って紺色になったアンシャツがお前の体にぴっちり張り付いてエロさ倍増だな』
            
             コーチはオレの胸板を揉むように手を動かした後、割れた腹筋の溝をなぞるように指で撫で回した。
            
            「ううっ、コーチ、そんなヤラしい手つきで触っても、簡単にムラムラしたりしないっすからね!」
            『なんだよ、連れねぇな。あの日は俺が触る度に、声上げて善がってたじゃねぇか』
            「あ、あれは興奮剤のせいっすよ!って、なんでコーチが先に水飲んでんすか!」
            『ぷはぁ、冷てぇ、生き返る!お前も飲みたいだろ?口移しコースと手からペロペロコースがあるんだが……』
            「いや、普通に飲むっすから!」
            『ほう、ペットボトル越しの間接キスを望むとは、さすが皮被りのむっつり童貞野郎だな』
            「うっ……」
            
             くすぐり尋問を受けた時、興奮剤を自白剤と偽られて使われたオレは、自白剤が効いている証拠として恥ずかしい質問に答えさせられた。
             皮被りのむっつり童貞野郎は、その時言わされた言葉だった。
            
            「ゴクッ……ゴクッ……」
            
             オレが飲んでいる間、絶対くすぐって邪魔してくると思って、コーチを見張りながら飲んでいたが、意外にもコーチは動かず、ニヤニヤとオレの顔を見ているだけだった。
             何もしてこないのが逆に不安で、オレの頭はフル回転し、思いつく限りの最悪な事態を考えてしまう。
            
            「ぷはぁっ、ま、まさか、この水に興奮剤がっ!」
            『さあ、それはどうだろうな……』
            
             コーチは意味深な笑みを浮かべながら、オレから水の入ったペットボトルを取ると、蓋をしてまた地面に置いた。
            
            
            『さて、まだ部活中だから、一応練習しとかねぇとな。須崎、お前の守備姿勢に関して、一個気になってるとこがあったんだ』
            「えっ、守備姿勢っすか?」
            
             水に興奮剤が入っていたのかどうか気になりつつも、誰の目もなくコーチを独占して、マンツーマンで指導を受けられる絶好の機会だったので、水の件は深く突っ込まずオレはコーチの話を聞いた。
            
            『セカンドでゴロ捌く時の動き、やってみ』
            「うっす」
            
             オレはコーチの前で、前傾姿勢になり、バッターが打って転がってきた球をとって一塁に投げるまでの動作を見せた。
            
            『やっぱ最初の姿勢がちょい高いな。それだと速いゴロに追いつけねぇぞ』
            「そ、そうっすかね?」
            
             もう一度前傾姿勢をとると、コーチがオレの後ろに回ってきて腰を掴み、グッと後ろに引っ張ってきた。
            
            「うわっ!?」
            『ケツを後ろに突き出しつつ、膝はガニ股にならねぇように適度に締めて、低い姿勢でボールの軌道を読んで素早く動くんだ』
            「う、うっす!」
            
             コーチはオレの後ろから覆いかぶさるように腕を伸ばして、オレの両膝をポンポンと内側に向けて叩いて締めさせると、今度は太ももに揉むように手を動かした。
            
            『筋肉は緊張させず、適度にリラックスだ。そうすりゃ、お前の足ならどんな球にも追いつけるからな』
            「うっす!」
            
             コーチがオレの足の速さを認めてくれてるのが嬉しくて、オレはその姿勢を体で覚えようと動かさずにキープし続ける。
            
            『そうだ。プロの内野手なんかは、この状態で背中に乗られても低い姿勢を崩さず保っていられるくらい体幹がしっかりしてるんだぞ』
            
             コーチはそう言いながら、ユニフォームの上から太ももを撫で回し、オレの弱い部分である内ももにゆっくりと手を這わせてきた。
            
            「んはっ、コーチ!」
            『ほら、姿勢崩しちゃダメだぞ』
            「そんなっ、んっ、くっふっ!」
            
             パツパツになったユニフォームを優しく撫でられると、刺激が皮膚に伝わってきて、くすぐったくてたまらない。
             膝の近くから徐々に股間に向かって近づくと、中に穿いているスラパン越しでも刺激が届くように、コーチは爪を立てて擦ってきた。
            
            「んっはぁぁっ!?ふっ、くははっ!」
            『ずいぶんと逞しくなったもんだ。パンと張った太ももの触り心地がたまんねぇよ』
            「くっふっ、はははっ、ヤバいっす、それっ、んはっ、も、無理っ!」
            
             指で円を描くように弱い内ももをくすぐられたオレは、低い守備姿勢を保っていられなくなり、崩れ落ちそうになる。
             それを止めたのは、コーチが後ろから抱きつくように回した太い腕だった。
            
            『おっと、まだ終わりじゃねぇぞ。ほら、しっかりケツ後ろに突き出して、さっきの姿勢をキープだ』
            「はぁっ、はぁっ、うっす!」
            
             コーチに促され、もう一度教えられた守備姿勢をとる。
             すると、突き出したケツに何か硬いモノが当たっているのに気づいた。
            
            「っ、コーチ、何か当たって……」
            『そいつはな、俺の股間だ』
            「えっ!?」
            『さて、ここで問題だ。この股間の硬いモノ、ファールカップだと思う?それとも俺のチンポだと思う?』
            
             後ろから抱きついて腰をグリグリ動かし、オレのケツに股間を押し付けてくるコーチ。
             この前見せてもらったコーチのズル剥け大人チンポは確かに極太ではあったが、さすがにこの面積は大きすぎる気がする……。
            
            「ううっ、ファール、カッ……」
            『おっ、ヒントが欲しいか?俺がお前より先に、あのペットボトルの水飲んだの、忘れてねぇよなぁ?』
            「っ!?やっぱりあれ、興奮剤入りだったんすね!じゃ、じゃあ、これ、コーチのチンポじゃないっすか!」
            
             そう答えたオレの手をおもむろに掴んだコーチは、背後に導いて自分の股間を触らせた。
             ユニフォームの前はこんもりと大きく盛り上がっていて、その全体が硬かった。
            
            『残念、ファールカップでした!』
            「ええっ、そんなっ……」
            『だが、ファールカップがすげぇ前に出てるの分かるだろ?それはな、スラパンの中で、生チンがフル勃起中だからだ』
            
             生チン、フル勃起という言葉が、コーチの低い声でオレの耳元に吹き込まれた瞬間、体の芯の方が熱くなって、心臓の鼓動が速くなるのを感じた。
             やっぱりあの水には興奮剤が入っていたのだろうか、それとも……そんな考えが頭の中を駆け巡って混乱するオレを嘲笑うみたいに、コーチが動き始める。
            
            『さて、不正解の罰ゲームをしねぇとな』
            「えっ、コーチが勝手にクイズ出しただけで、オレ、そんなっ」
            『勝負は常に勝つか負けるかだ。負けて悔しい思いしねぇと勝負勘がつかねぇだろ。ほら、罰ゲーム中に声出過ぎねぇように、コレ使って自分で口押さえとけ』
            
             そう言って差し出してきたのは、コーチが自らの股間をまさぐり、スラパンの前ポケットから取り出した脱ぎたてのファールカップだった。
            
            「そんなので口押さえるなんてっ」
            『コレと生チンを間違ったんだからしょうがねぇだろ。ほら、両手で持って鼻と口覆っとけ』
            「うぐっ!?ぐぇっ、臭ぇ……」
            
             長年使い込んでいるのか、コーチのファールカップには男のすえたニオイが染みついていて、コーチの蒸れた股間に顔を埋めているような気分になるくらいの、強烈なニオイを放っていた。
            
            『どうだ、オレのチンポのニオイは?そのファールカップに向けて、ザーメンぶっ放したこともあるんだぞ』
            「ぐっ、コレ、さすがに臭すぎっすよ、コーチ!」
            『臭ぇのが癖になるもんだ。顔から離さず、しっかり覆うように押さえとけよ』
            「むぐっ……」
            
             ファールカップが放つ野性的な雄臭さを鼻に感じながら、次に何をしてくるのかびくびくしていると、コーチは守備姿勢をとるオレの腰に腕を回して抱いてきた。
             そして、しっかりとオレの体を締め付けて固定した上で、左右それぞれ反対側に回った手で、アンシャツの上からオレの脇腹をくすぐり始めるのだった。
            
            「ンブッ!?ンッ、フッ、ンハッ、フフッ!」
            
             ファールカップで押さえた口元からくぐもった笑い声が溢れ出る。
             コーチは揺れ動くオレの体をがっちりと抱きとめて押さえ込みながら、さらに脇腹を指で弾くようにくすぐってきた。
            
            「んぶっはっ!」
            『ファールカップが口元からずれてんぞ。しっかり押さえとけよ』
            「ンッ、うっす!ンンッ、ンブフッ!ンッ、フフフッ!」
            
             コーチに言われると、そうしないといけないような気がして、オレは必死になってコーチのファールカップで口と鼻を覆い、堪えきれない笑い声をカップの内側に押し留め続けた。
             脇腹を襲うくすぐり責めは勢いを増して、息が苦しくなるくらい笑わされる。
            
            「ンブッ、ンンッ!ンフッ、ンッ…ンッ…ッ!」
            『息吐いてばかりじゃツラいだろ、ほらちょっと手を休めてやるから、今のうちに思いきり息吸えよ』
            「ッ、スーーーーーッ、ンッ!?」
            
             ファールカップで口と鼻を覆ったまま深呼吸してしまったオレは、コーチの濃厚な股間のニオイを胸の奥深くまで吸い込んでしまった。
             すると、コーチが耳元で囁いてくる。
            
            『俺のチンポのニオイがお前の体に染み渡っちまったな。これで俺のニオイを忘れらんねぇ……マーキング完了だ』
            「っ!?」
            
             マーキングは、ニオイをつけて自分のもんだとアピールするためにする行為だ……つまり、オレはコーチの……そう考えると、さらにカーッと体が熱くなるのを感じた。
             そして、次に感じたのが、ケツに押し当てられた硬いモノの存在だった……ファールカップを外した後の、“フル勃起した生チン”の圧倒的な存在感に、オレは思わず守備姿勢を崩し、突き出したケツをコーチから離すため、真っ直ぐに立ち上がった。
            
            『おいおい、なにビビッて立ち上がってんだ。この前ちゃんと約束しただろ、俺のチンポはさすがにデカすぎるから、お前のケツに無理矢理挿れたりはしねぇって』
            「っ……」
            
             コーチはそう言いながら、オレに合わせて立ち上がると、もう一度後ろから抱き締めてきた。
             分厚い胸板が背中に押し当てられ、その筋肉の厚みと弾力に男として憧れる。
             そして、当然のようにケツに押し付けられたチンポにも、同じ男としてそのデカさに憧れてしまうオレがいた。
            
            『真っ直ぐ立ってもぷりっと突き出るケツがたまんねぇな。まさかオレのチンポをケツで挟んで、扱いてくれんのか?』
            「ううっ、そんなわけないじゃないっすか!」
            
             ケツの割れ目にぐりぐり擦りつけられると、無意識にケツに力がキュッと入って、コーチのチンポを挟むように筋肉が隆起してしまう。
            
            『へへっ、こりゃいいや。そんじゃこのまま、罰ゲームの続きするか』
            「えっ、罰は終わりじゃ……」
            『姿勢崩したから、延長戦な。ほら、ファールカップでしっかり声押さえとけよ』
            「ううっ、うっす」
            
             言われた通り、ファールカップでもう一度口と鼻を覆うと、またあの強烈なニオイに包まれた。
             だが、コーチがさっき言っていた通り、臭いのが癖になったのか、なぜかもっと嗅ぎたい、ずっと嗅いでいたいと思うようなニオイに感じてしまっていた。
            
            『おいおい、そんな鼻鳴らして俺のファールカップ嗅ぐなよ、照れるだろ』
            「っ!?ち、ちが……うっ!?」
            
             オレが焦っていると、胸の前でクロスするように伸びたコーチの腕が動き、指先がオレの腋に触れた。
            
            『さっきより汗だくでじっとり湿ってるぞ。嗅いだら相当汗臭ぇだろうが、今はたっぷりくすぐってやらねぇとな!』
            
             コーチはそう言いながら、オレがファールカップで口を押さえるために開いた腋に陣取って、指で縦横無尽にくすぐり始めた。
            
            「ン゛ッブッフゥゥゥゥッ!んっぶっふぅっ!ぐっ、ふっふふふっ!」
            
             脇腹の比じゃないくらい思い切りくすぐられ、オレは叫びそうなくらいの笑い声をファールカップで必死に押し留める。
            
            「ン゛ッ、ぶっふぉぉぉぉっ!んぶっ、ふぶっ、ンンンンンンンンッ!!!」
            『そんなに暴れんなよ。お前の力じゃ俺からは逃げらんねぇって知ってるだろ?』
            
             右に左に体を揺さぶっても、コーチの太い腕の中から逃れることはできず、オレはただただ腋をくすぐられ続けるしかなかった。
            
            「ン゛ッ、クフゥゥゥゥッ!!ンッ、ンンンッ!ンッ、フッ、……ンッ、……ンッ!」
            『息出来なくてツラいよな。ほら、ここでお待ちかねの息継ぎタイムだ!』
            「ッ!?スーーーーーーーッ!」
            
             またファールカップから思いきり空気を取り入れる。
             体がさらに熱くなり、コーチの股間から溢れる濃い雄フェロモンがオレの血液にまで溶け込んでいくような気がした。
            
            『一回吸うだけで十分だよな。息継ぎタイム終了、くすぐり再開だ!』
            「ン゛ッ、ブッ、はぁぁぁぁぁぁっ!」
            
             息継ぎタイムはすぐに終わり、また思い切り腋をくすぐられる。
            
            「んぐっ、ふひっ、んんんんっ、ふっ、んぐっふふふふふっ!」
            『今回は息継ぎなしで行けるとこまで行ってみっか?』
            「っ!?」
            
             コーチの指の動きが変わる。
             腋の窪みに指を突っ込んで、汗まみれの腋毛を掻き分けて奥にある柔らかく刺激に弱い皮膚を、これでもかとくすぐってきたのだ。
            
            「ンブッはぁぁぁぁっ!んぶっ、ふっ、ははははっ!そこっ、無理っ!ん、ふふふふっ、ぶっははははっ!」
            『おいおい、ファールカップから笑い声だだ漏れになってるぞ。しっかり押さえとけよ』
            「ン゛―――ッ!んぶっ、ふぶっ、んんんんんんんっ!」
            
             コーチのくすぐり方が上手すぎて、息が全くできず、苦しくなって身をよじる。
            
            「ン゛ブッ………んはっ、んっ……ッ!」
            『息出来ないくらいくすぐられるのはツラいだろ?よし、罰ゲームとしてはこんなもんでいいだろう』
            
             そう言うと、コーチは腋からパッと手を離した。
             再びやってきた呼吸のチャンスに、コーチのファールカップから溢れかえる雄フェロモンを胸の奥、腹の底にまで大量に吸い込む。
            
            「スーーーーーーーーーーーーッ!」
            
             酸欠で真っ白になった頭の中が、コーチの濃厚な雄フェロモンで蕩けていくのが分かった。
            
            
            「んっはぁぁっ、はぁっ、んっ、ああ……」
            『口からヨダレ垂れてんぞ。ったく、コーチの俺に唾を掛けるとはな』
            
             言葉とは裏腹の嬉しそうな口調でそう言ったコーチは、腕を上げ、オレの顔の横で、腕に付いたオレの唾液をジュルッと音を立てて舐め取った。
            
            「っ!?」
            
             その唾をすする卑猥な音と、目の前に来たコーチのゴツゴツした武骨な男の手のひらを見た瞬間、この前のくすぐり尋問の後でたっぷり味わった手コキやフェラの快感がフラッシュバックする。
            
            『ふぅ、やっぱお前の出す汁は美味ぇな。ああ、もっとお前の唾、飲みてぇよ』
            
             コーチはそう言うと、オレの顎に手を添えて、横を向かせてきた。
             オレの目に映ったのは、後ろから覗き込むように首を伸ばしたコーチの汗まみれになった男臭いヒゲ面だった。
            
            「はぁっ、はぁっ……コーチ……」
            『いい、のか?』
            
             コーチがオレに尋ねてくる。
             くすぐり尋問の後、手コキやフェラなどエロいことをたくさんされたオレだったが、キスはされなかった。
             あの時、興奮剤で前後不覚になっていたオレが、コーチにチューをねだると、“そいつは俺に本気で惚れた時にな”と、代わりに指をしゃぶらされたのを何となく覚えている。
            
            「はぁ、はぁ、早川コーチ……オレ、早川コーチのこと、好きっす、ングッ!?」
            
             オレが告白した瞬間、コーチはオレの唇を奪った。
             ずっと我慢していた……そんなコーチの想いが伝わるような熱い熱い口づけだった。
             オレにとっては初めてのキスだったが、コーチはオレをリードしてくれて、半開きになったオレの口に入り込んできたコーチの舌が、口内を溢れかえる唾液を舐め取っていく。
            
            「んぐっ、んっ、んんんっ!」
            『ンッ、んっ、んっはぁっ、陽平、俺も大好きだぞ、んむっ、ンンッ、ああっ、好きだ!』
            「っ!?んはっ、んんっ、んぐっ、んんんっ!」
            
             コーチはキスの途中で、何度も何度も、オレに好きだと伝えてきた。
             その興奮は下半身からも伝わってくる……オレのケツにチンポを擦りつけるようにコーチは腰を振っていたからだ。
            
            『んっ、はぁっ、おっと、俺だけ気持ち良くなってちゃいけねぇな……ほら、あの約束、忘れてねぇよな?なんか言うことあるだろ?』
            「はぁっ、はぁっ、コーチ……オ、オレ、ムラムラするっす」
            『へへっ、俺もだ』
            
             コーチはそう言って、ニカッと笑う。
             そして、オレが手に持っていたコーチ自身のファールカップを受け取ると、オレの下半身に手を伸ばした。
            
            『思ってた以上にガッチガチに勃起してるな』
            「ううっ、コーチ、何する気っすか?」
            『誰も来ねぇ場所とはいえ、脱がせて外でチンポ丸出しにさせるわけには行かねぇからな。着たままできる気持ちいいことをしてやるよ』
            
             ユニフォームの前を突っ張らせて勃起するオレの、スラパンとユニフォームの間にファールカップを無理矢理押し込んでいくコーチ。
             チンポをしっかり覆う位置まで押し込むと、ユニフォームの上から両手で中のファールカップを掴み、グッとオレの股間に押し付けてくる。
            
            「んあっ!?」
            『痛くねぇか?』
            「う、うっす、間にあるスラパンがヌルっとして、気持ち、いっす」
            『中で我慢汁まで垂らしてたんだな。どうだ、長年俺のチンポを包んできた臭ぇファールカップで、チンポを包まれてる気分は?』
            「っ、コーチの、チンポも、これで……はぁっ、はぁっ……」
            
             散々嗅がされたあの臭いファールカップ……ニオイが滲みつくほどずっとコーチのチンポを包んでいた物だと思うと、興奮してしまう。
            
            『我慢汁でヌルヌルのスラパンに包まれたチンポを、ファールカップに擦りつける刺激はかなり強烈だろうな』
            「はぁっ、はぁっ、コーチ、なに、して……」
            
             コーチは前に回した両手でオレの股間を力強く握りしめたまま、オレを抱き寄せ、さらに体を密着させていく。
             ユニフォーム越しでもチンポの形が分かるくらい、コーチはオレのケツに股間を強く押し当て、そのまま擦りつけるように腰をグイっと動かした。
            
            「ン゛ッ、ああああっ!」
            
             後ろから腰で押されると、スラパンの中の勃起チンポが前にあるファールカップに思いきり擦りつけられ、強い刺激がオレに襲い掛かる。
             本来なら痛いくらいの刺激のはずなのに、コーチのファールカップにチンポを擦りつけていると思うと、ありえないくらい気持ち良かった。
            
            「はぁっ、ああっ、すげぇ!」
            『どうだ、気持ちいいだろ?しっかし、やっぱお前のぷりっとしたケツ最高だな。ケツキュッと締めて、俺のチンポも気持ち良くしてくれよ』
            「はぁっ、はぁっ、うっす!」
            
             言われた通り、ケツに力を入れて、ユニフォームを大きく突っ張らせて勃起したコーチのデカくて硬いチンポをケツたぶで挟み込む。
            
            『おおっ、たまんねぇな。うっし、俺はお前のケツに出すから、お前は俺のファールカップにぶっ放せ!』
            
             コーチは腰を激しく動かし、オレのケツで自分のチンポを扱く。
             力強い腰遣いでオレの体も大きく揺さぶられ、ファールカップにごりっ、ごりっと激しくチンポが擦りつけられる。
            
            「ン゛ア゛ッ、アアッ、んくっ、あああっ!」
            『オ゛ッ、おおっ、陽平のケツ、たまんねぇ!』
            
             興奮したコーチの腰遣いはさらに激しさを増し、本当にケツを掘ってるみたいにズパンッ、ズパンッと音を立てて腰をぶつけてくる。
             オレの股間の前に回されたコーチの手が壁になって、後ろから突かれる勢いでオレのチンポがファールカップに強く当たる。
            
            「ン゛ッ、アアアッ!はぁっ、んっ、ああっ、コーチ……んくっ、ううっ、コーチっ」
            
             あまりに強い刺激に声を抑えきれなくなったオレは、コーチに助けを求めるように横を向き、口を半開きにしてキスのおねだりをした。
            
            『へへっ、声出しまくってるとマズいからな。濃厚なの行っとくか!』
            「んんぐっ!んっ、んっふっ!」
            
             コーチはオレの舌をしゃぶるように口に招き入れ、美味そうにオレの唾をすする……そして、オレにも飲めと大量の唾液を送り込んできた。
            
            「ングッ!?んっ、んんっ、ゴクゥッ、んはぁっ!」
            『美味ぇか?』
            「ん、はぁっ、美味いっす、んんっ、んっ!」
            
             濃厚な口づけを交わすコーチとオレの唇の間には、唾液でできた透明な糸が伸びる。
             下半身でも同じように透明な汁が溢れ、限界が近いことを示すようにヌチャヌチャと卑猥な音が響かせた。
            
            『んっ、おおっ、もっと……もっと近くで感じさせてくれ、陽平!』
            「っ!?」
            
             後ろに倒れるくらい強く抱き寄せられ、コーチに体重を預ける体勢になったオレは、股間にファールカップが食い込む強烈な刺激を受けながら、コーチの野球で鍛えた厚みのある肉体が持つ圧倒的な包容力に包み込まれ、快楽の海に溺れていく。
            
            「ンッはぁっ、ンンッ、ンングッ、コーチッ、気持ち、いいっ、んぐ、んんっ!」
            
             喘ぐオレのケツを斜め下から掘るように、コーチは激しく腰を振って、ケツが摩擦で熱くなるくらいの勢いでチンポを擦りつけてくる。
            
            『んくっ、オ゛ッ、オオッ!んっ、んんっ、くっ、おおっ、んんんっ!』
            
             キスの合間に漏れ出る雄声の低い喘ぎ声を聞くと、コーチが本気で感じているのが分かり、その快感をオレのケツがもたらしていることに、言いようのない高揚感を覚えた。
             コーチが腰を振るごとに、食い込んだファールカップにチンポが擦れ、オレも味わったことのない快感に善がり声を上げて絶頂へと突き進む。
            
            「ン゛ッ、ああっ、んんぐっ、んっ、はぁっ、コーチ、オレ、イキそ、っす!」
            『くっ、おおっ、俺もだっ!一緒に、イクぞ、陽平っ!』
            「うっす!ンッ、んぐっ!」
            
             ファールカップを鷲掴みにしながら、オレのケツに後ろからチンポを擦りつけるコーチの腰遣いがさらに激しさを増す。
             チンポがファールカップにブチ当たる刺激をもろに食らいながら、コーチと濃厚なベロチューをすると、頭の奥の方が痺れてイクことしか考えられなくなり、一気に射精へと突き上げられる。
            
            「ン゛ッ、ンンッ、イ゛ッ、イクッ!んっ、あああっ!」
            『んっおおおおおっ!出るッ、出すぞっ!オ゛ッ、オオオオオオッ!』
            
             ドクゥゥゥッ!ドクゥゥッ!ビュルッ、ビュルルッ!ビュクゥゥゥゥッ!!
             ユニフォームに包まれたスラパンの中で、チンポが脈を打ってザーメンを吐き出す。
             ファールカップでキツく押さえつけられているせいで、射精の勢いが増し、スラパンを超えてザーメンが溢れ出しているのが分かる。
             オレのケツに挟まっているコーチのチンポも勢いよく何度も何度もザーメンを吐き出しているのが、激しい脈の打ち方で分かった。
            
            「ンくっ、はぁっ、ああっ、コーチ、手、離して、ファールカップがっ、あっああっ」
            『くっ、おおっ、お前も、ケツ痙攣させんじゃねぇって、くおっ、おっ、おおおっ!』
            
             射精中もお互いに刺激し合ってしまい、白濁液をユニフォームの中で止め処なく出しまくる射精は長く続く。
            
            「っ、はぁっ、コーチ、んんぐっ!」
            『んっ、はぁっ、へへっ、ユニフォームへの中出し、たまんねぇな』
            「中、出しッ!?んぐっ、んんっ!」
            
             止まらない喘ぎを押さえるように何度もキスされながら、中出しという言葉を吹き込まれたオレは、この射精が終わって一分も待たずに、また言わなきゃならなくなるだろう……
            
             コーチ、ムラムラしますって…………(完)