相思相哀エンド
(甘さ:★・・・・ 激しめ)
俺が再び部屋に入った時には……もう全部終わってたんだ。
室内に漂う、濃厚な栗の花の匂い。
床に倒れたサンタの体には、その匂いの元である白く粘ついた汁が、
大量に掛かっていて、抱きあげるとドロドロと糸を引いて流れた。
『おい……おいっ!サンタ、何があった!!』
「な、んだ……カイか……。
へ、ヘヘッ……好きなヤツを、守る……男の戦いってやつだ……」
『なんだよ、それっ!』
俺は小刻みに震えるサンタの体をきつく抱きしめた。
喧嘩じゃ負けることのないサンタが、こんな目に遭ったのはきっと……
俺のせい、なのだろう……。
―――――数時間前。
「人の眠りを邪魔しやがって……タダじゃおかねぇぞ!」
「おいおい、いいのか?ココで暴れて」
取り巻きの男を何人も連れて、部屋に上がり込んできた、
アゴに大きな絆創膏を貼った男が、嘲笑交じりに問い掛けてくる。
「どういう意味だ!」
「ココは社員寮なんだろ?
お前と……あのオッサンの」
オッサンって、カイのこと、だよな。
「社員寮だから、なんだってんだ!」
「はぁ……頭の悪いヤツだな。
寮で暴行事件なんて起こせば、即刻クビだ。
しかも、お前あのオッサンの口利きで入ったらしいじゃねぇか……、
つまりあのオッサンも道連れになるってこった」
「なにっ!?」
オレが辞めさせられるのは構わないが、カイはダメだ。
アイツが前に笑って話していた言葉が思い浮かぶ……
”『待ってた荷物が届いた時のお客さんの顔がたまらないんだよ』”
そんなヤツが辞めることになるなんて、絶対にダメだ。
「分かった、手は出さない……。
気が済むようにしろ」
「ようやく理解できたみてぇだな。
……じゃあ早速、そのサンタみてぇな服を脱いで、
全裸になってもらおうか」
「くっ……」
殴り倒したい……その衝動をぐっと堪え、言われた通り服を脱ぐ。
「さすがにいい体してるな……、
胸板も盛り上がってるし、腹筋も割れてるじゃねぇか。
それにこの下着もエロイなぁ」
男は、オレが脱ぎ去った赤いパンツを拾い上げ、
股間の辺りを嗅ぎ、舌を出してベロッと舐めて、
オレを精神的にいたぶってきた。
「どうした?なんか文句あんのか?」
「っ……別にねぇよ。
ほら、さっさと殴れ。殴り返さないでやるからよ」
「殴る?
お前、あのオッサンが俺達にされてたこと知ってるんだろ?」
拳をギュッと握る……こいつら、カイを犯そうとしてたんだ。
そんな奴らの言いなりになるなんて……
「大事なんだろ?あのオッサンのことがよぉ」
「くっ、そ……」
「やっぱり信用ならねぇな。
おい、コイツに手錠を嵌めろ」
「ウッス」
取り巻きの一人が、オレの手首を掴み、後ろ手に手錠を嵌めた。
これでもう、殴ることはできない……これなら何とか我慢できそうだ。
「さぁて、始めるか。
まずは病院送りにされた奴らの為にも、
痛みを味わわせてやらねぇとな」
オレはその場に座らされ、取り巻きの男達の中でも、
特にガタイのいい男二人に左右から挟まれ、
それぞれに脚を掴まれて、大きく股を開かされた。
「殴る蹴るじゃ味わえない、内側からの痛みってやつを、
たっぷり教えてやるからな」
内側から?……カイと同じように、
尻を弄られるのか……オレはそう思っていた。
だが、男が取り出してきたのは、
先が二股に分かれた、細長いチューブだった。
「おいっ、何をする気だ」
「痛いことって言ってるだろ?
……まあ、入らねぇことには始まらねぇから、
サービスでゼリーぐらいはつけてやるよ」
男はそのチューブに、ゼリー状のものを塗りつける。
オレは二股の先にそれぞれついた、注射器のようなものと、
袋状のものも気になっていたが、
チンコの先にまでゼリーを塗りたくられると、
何をされるのか分かり、体が強張った……。
「細く見えてたかもしれねぇが、
海外から取り寄せた、特別太いカテーテルだ。
せいぜい、いい声で啼けよ」
ズブゥゥッ!!
「っ!?ぐがあぁぁあっ!!!?」
カテーテルが尿道口に押し込まれる。
尿道を強引に拡げつつ、カテーテルが中へと突き進むと、
内側から引き裂かれるような痛みが走った。
「ああぁっ!!ぐっああぁっ!!!」
「おうおう、血祭りの惨太ともあろう者が、
随分いい声で啼くじゃねぇか」
股の間にいる男を排除しようと脚に力を入れるが、
両側の男に脚を掴まれていて、股を閉じることができなかった。
長い管が、尿道口から奥へ奥へと入っていく様を、
呻き声を上げながら、ただ見ていることしかできなかった。
「あぁ、くぅっ!?……ぐっぁあっ……」
チンコの奥で、何か変な感覚が走ったが、そこはすぐに通り過ぎた。
ただ、男はオレが反応を示した場所を、正確に覚えていたと、
後になって、思い知ることになる……。
「そろそろ出るぞ……そぉら、惨太のお漏らしタイムだ!
俺達の前で、無様にションベン漏らしちまえ!」
「うっ、はぁぁっ……」
膀胱まで挿入されたカテーテルにより、
溜まった小便がチンコの外に強制的に排出されていく。
袋状の容器にジョボジョボと溜まっていく、黄色い液体。
カテーテルを介してとはいえ、
自分の意思と関係なく出てくる小便を、
他人にまじまじと見られることは屈辱でしかなかった。
「よし、このまま膀胱に居座らせてやらねぇとな」
「ンア゛ッ!?」
もう片方の先についていた注射器みたいなものから、
カテーテルの先に空気が送り込まれ、膀胱でバルーン状に膨らむと、
男が引っ張っても、カテーテルは全く抜けなくなった。
「はぁ……はぁ……」
「お前、これで終わりだと思ってるだろ?
俺達が受けた痛みが……こんなものだと思うなよ!」
男はオレの小便でいっぱいになった袋を高く上げた、
重力に押し出され、黄色い液体が勢いよく膀胱へと戻っていく。
「ぐっ、があぁあっっ!!!?」
漏らした小便全部が膀胱に戻るまで、袋を絞って送り返してくる。
そして、それが終わると、また膀胱から袋へと、小便を漏れ出る。
「んっ、ぎぃぃぃぁぁぁぁあっ!!!?」
「ほら、どんどん出せよ、さっきより量が減ってるぞ」
「ぐっ、ああうぅぅぅっ……」
陰茎の付け根付近の下腹部を、ぐいっと押されると、
膀胱を刺激され、漏らす勢いが増し、袋の中に小便がどんどん溜まる。
「にしても、ちっと啼きすぎだな。
おいっ、口押さえて、アレ嗅がせてやれ!」
「ウッス」
「ンングゥゥッ!!?」
取り巻きの一人に口を塞がれる……
鼻で大きく息をすると、変な臭いが混じってくる。
口を押さえている男が、鼻に茶色い小瓶を押し当てていた。
体がカァーッと熱くなり、汗が噴き出す。
呼吸もどんどん荒くなって、余計に吸い込んでしまう。
「ンァッ!?」
下半身を見ると、カテーテルが奥にめり込んでいくように見えた。
オレのチンコがむくむくと勃起して、カテーテルを飲み込んでいたのだ。
「ほら、もう一度ションベン戻すぞ……さっきとは違う感覚だろ?」
「んぐっ、はぁぁぁっ!!?」
小便が流れるカテーテルの振動が、尿道壁を刺激すると、
たまらない快感がオレを貫いた。
膀胱に小便が戻る痛みも、熱く焼けるような気持ち良さに置き換わった。
「出す時はもっと感じちまうかもな……そら、漏らせっ!」
「んっがっはぁぁっっ!!!?」
小便が尿道を駆け上がってくる感覚は、射精している感覚に似ていて、
ギンギンに勃起したチンコは、
カテーテルの脇からトロリと先走りを吐いた。
「もっともっと善くしてやろう」
注射器を動かし、空気を少しだけ抜いて中のバルーンを小さくし、
カテーテルを引き抜いていく男。
尿道がさらに拡げられ、焼けつくような痛みが快感となってオレを襲う。
「ほら、ここが良かったんだろ?」
「ンッ…ぁ…はっぁっ……」
そこはオレがカテーテルを挿入されるときに、
少しだけ違和感を感じた場所だった。
「ここが前立腺だ……出し入れして何度も擦ってやるからな!」
「くっ、おぉっ……あぁあっ!!!?」
擦り上げられると精液を噴き上げているような錯覚に陥る。
繰り返されることで、何度も何度も射精しているように感じるが、
実際は一度の射精も許されず、ずっと寸止めを食らい続けた……。
「どうだ?
尿道ズリは、たまんねぇだろう?」
「あぁあ……はぁぁっ……あぁっ……」
やがて、脳が蕩けたようになって、思考停止に追い込まれる。
小瓶が鼻から離れていっても、蕩けた思考が元に戻ることはなかった。
「おうおう、トロけた顔しやがって。
血祭りの惨太も、尿道カテ責めで陥落ってか?
うっし……お前ら、自由に使ってやれ」
「「「ウッス!!」」」
手錠を外され、両手に硬い肉棒を掴まされ、手コキを強要される。
扱き続けると、両側から熱い汁がドバドバと降りかかってきて、
オレの体にベットリと張りつく……。
だらしなく開いた口には、顎が外れそうなほどの巨根や、
チンカスが溜まったクセェチンコが代わる代わる押し込まれ、
口内射精して、腹の中にザーメンを注ぎ込まれる……。
オレのゴツゴツとした腹筋に、肉棒を押し当て、自慰をする奴もいた。
オレの鍛えた体は、そいつのオナニーの道具にされていた……。
「喧嘩で鍛えた自慢の体が、ザーメン塗れになっちまったな!
だが、まだまだだ……腹の中まで白く汚してやるから、覚悟しろよ!」
オレが取り巻きの男達にヤられている間中、
アゴを怪我した男は、オレのケツに指を入れ、穴を拡げていた。
「んっ、あぁっ……」
体が宙に浮く……男達に担がれたからだ。
下にはあの男が、勃起したチンコを真っ直ぐ立てて、待っている。
男達は息を合わせ、オレの体を下降させ、
ケツ穴を、その反り勃つチンコ目掛けて、下ろす……
ズボッォォォォッ!!!
「ぐっ、がぁっぁぁぁっぁあっ!!!!!?」
ケツ穴に突き挿さる男の太く硬いチンコ。
自分の意思とは関係なく体を動かされ、穴の中を蹂躙される。
「おおぉ、いいぞ。
カテーテルを入れたままだと、ケツからも前立腺が丸分かりだ」
「くはぁっ……あぁぁっ、あぁぁっ!!」
男達により、少し宙に浮かされたオレの下から、
男がガンガン突き上げてくる。
それも的確に前立腺を狙ってきて、
オレの啼き声を聞きながら、緩急をつけて刺激を変えてくる。
「ハァァッ……あぁあっ……」
「たまんねぇな……。
たっぷり中出しして、ケツの中もザーメン塗れにしてやるからな」
「うっ、くぅぅっ……」
「おぉぉ、出すぞっ……種付けするぞぉぉっ!!」
ドプゥゥゥゥッ!!!ドプゥゥゥゥッ!!!
ケツの奥で男の濃い種汁が噴き上がる。
腸壁にベトベトこびり付き、その熱さがオレを責め立てる。
「くっ、はぁぁっぁっ………」
ニュプゥゥ……
カテーテルが糸を引いて床へと落ちると、
後を追うように白い粘液がドロリ、ドロリと流れ出した。
好きでもない男にケツを掘られ、トコロテンし、
無様に射精した事実は、俺を完全に狂わすには十分すぎた……。
それから、代わる代わる取り巻きの男達に掘られた。
最後に回ってきた巨根の大男は、胡坐を掻いた上にオレを座らせ、
オレの腰を掴んで、上下に動かし、まるでオナホールのように扱った。
男達に嘲笑されながら、巨根の男に突き上げられる度にイって、
何度も何度もトコロテンを極めさせられながら、
とどめに濃厚な種汁を、ケツの奥の奥にまで注ぎ込まれた……。
「じゃあな、また遊ぼうぜ、汁塗れの惨太くん」
そう言い残して、奴らは去っていった……。
「……ハァ……ハァ………良かった……
オレが……ターゲットで……」
―――――現在。
「ああぁ……やめろぉぉ……やめてくれぇぇっ………」
『大丈夫だ、サンタ……もう……大丈夫だから……』
うなされ、うわ言を繰り返すサンタの背中をさする。
大丈夫だ……
俺が身体を張って、サンタのことを守るから…… (完)