スマホ・PCで遊べるR-18ゲイ向けのミニゲームを作っているとてもニッチなサイトです。

SideN END-D SS

※R-18ゲイ向けのSSです。

抱擁エンド

(甘さ:★★★★・)

END-D 抱擁エンド
            (甘さ:★★★★・)
            
            「はぁぁっ、はぁぁっ、くっ、ううっ……」
            
             くすぐり尋問の後、俺は牢に移され、鎖で天井に繋がった手枷で拘束されて、万歳でもするように両腕を挙げたままずっと立たされていた。
             尋問時にシャツを切り刻まれたため、上半身裸で下は迷彩服とブーツという格好で、首筋に媚薬を打たれて放置される。
             汗でぐっしょりと濡れた腋毛を晒しながら、たちのぼる自身の強烈な汗臭さを鼻に感じつつ、身をよじる度にテントを張った迷彩ズボンの先端から汁を滲ませ、ただただ立ったまま悶え続けるしかなかった。
            
            「くっ、はぁぁぁっ、はぁぁぁっ……くそっ……」
            
             一晩放置して泣きが入るまで俺をじっくりといたぶるつもりの尋問官は、新兵一人を牢の番として残し、去って行った。
             背は俺と同じくらいだが、タンクトップをぴちぴちにするほどムッチリとした厚みのある体つきの新兵は、牢の鉄柵に顔を寄せ、身をよじり悶える俺の痴態をかじり付いて見ていた。
            
            「はぁっ、はぁっ、見るなっ!」
            「そ、そんなこと言われても、目が離せないっす! バッキバキの筋肉に、汗がしたたってて、めちゃくちゃエロいっすもん!」
            「なっ!?」
            
             新兵の迷彩ズボンの前を見ると、俺と同じように見事なまでにテントを張っていた。
             尋問官といい、この新兵といい、”お前ら揃いも揃って発情しすぎだろう!”と言い放ってしまいそうなところをぐっと堪える。
             尋問官と違い、新兵相手なら上手くやれば、脱出の隙が作れると考えたからだ。
            
            「はぁ、はぁ、なら、見てるだけじゃ我慢できないんじゃないか?」
            「えっ!?」
            「牢の鍵は持っているんだろう? 俺の体をもっと近くで見たくはないか?」
            「い、いいんすか!?」
            
             俺の提案に聞いた新兵は、キョロキョロと辺りを見回しながら牢の扉を開け、中へと入り、恐る恐る俺の方へ寄ってきた。
            
            「俺は手枷に繋がれて動けないんだ。そんなに怯えず、もっと近くまで来たらどうだ?」
            
             手枷は嵌められていたが、足枷は嵌められていない。
             もう少し新兵が寄ってくれば、手枷で懸垂しながら両脚を上げ、体を挟み込んで蟹挟みでギリギリと締め上げて、枷を外させることができそうだ。
             戦闘経験もろくになさそうな新兵相手なら、脚だけで問題なく組み伏せられる自信があった。
            
            「で、でも……人、食べるんすよね? これ以上近づいたら、オレの耳とかガブッて食べるんじゃないっすか?」
            「なっ!? 人を食べるだと? それは、俺たちの国の人間が、ということか?」
            「そう習ったっす。もしかして、違うんすか?」
            「違う! 人など絶対に食わんし、お前たちと食べている物はそう変わらんぞ!」
            
             諜報部隊に所属する俺は、敵国の文化や宗教などに深く精通していなければならないため、調理法の違いはあれど食べる物にそれほどの違いがないことはよく知っている。
             だが、俺が力説しても、新兵は半信半疑で不安な顔をしていた。
            
            「分かった、なら俺は目をつぶって頭も体も一切動かさんと誓おう。その状態でお前がしたいようにすればいい。そうして無防備に身を委ねたら、俺の言うことを少しは信じてくれるか?」
            
             蟹挟みをして脱出することは叶わないが、それでも新兵が持つ誤った知識を正しておきたいと、なぜか躍起になってしまう自分がいた。
            
            「オ、オレ、敵っすよ。目ぇつぶったら、その……な、殴ったりとかするかもしれないっすよ」
            「元々俺は拘束されているんだ。殴りたいなら殴ればいいさ。ほら、好きにしていいぞ」
            
             そう言って、目をつぶる。
             新兵がゆっくりと寄ってくる気配がしたので、一応衝撃に備えて、腹に力を入れておく……と、その腹筋に指らしきものが優しく触れてくる。
            
            「うっ……」
            「うはぁっ、すげぇ硬いっす! オレのと全然違うっ!」
            
             指の本数がどんどん増えていき、最後には手のひら全体で俺の腹筋を撫で回してくる。
             ひとしきり腹筋の硬さを愉しんだ新兵は、ハァハァと吐息を漏らしながら、今度は俺の胸板に手を這わせてきた。
            
            「んっ……」
            「腕挙げて大胸筋伸びてんのに、それでもこんなに弾力があって、マジですげぇ体っすね!」
            
             新兵はやわやわと俺の胸も揉みあさる。
             その手が乳首に時々擦れるが、尋問官たちに弄られた時のような不快感がなく、むしろ強い快感を覚えて体がビクッと震えてしまう。
            「んあっ! くっ!」
            「はぁっ、はぁっ、すげぇ、エロい……」
            
             俺が快感に震える姿に欲情したのか、さらに吐息が荒くなり、新兵の顔がどのあたりにあるか目をつぶっていても分かるようになる。
             その顔が徐々に移動し、汗が滲む俺の腋の下へと近づいてきた。
            
            「スンッ……スンスンッ……んはぁっ、雄臭くてたまんねぇっす」
            「ふっ、あっ!?」
            
             鼻息と吐息が掛かるくすぐったさで、思わず体を仰け反らせてしまうのを必死で堪える。
             その我慢でさらに汗をかいて、汗臭さがどんどん増していく腋の下を、新兵は鼻の頭が付いてしまうほどの至近距離で深く嗅ぎ続けるのだった。
            
            「スゥーーーッ、ハァァッ、スゥーーーッ、ハァァッ……」
            「くふっ、んっふはっ、そんなところっ、く、臭い、だろう?」
            「ウッス、強い男の濃い雄フェロモンって感じで、すげぇ上がるっす! ああっ、もう我慢できねぇ!」
            
             不意にヌメった熱い物が、腋の下に当たってくる。
             尋問官にも同じことをされたので、それが舌だということにすぐに分かった。
            
            レロレロォォォォォッ!
            「ふっああっ、お、おいっ、舐めるのはっ!?」
            「んああっ、強い男の汗美味ぇっす! もっともっと舐めさせてくださいっ!」
            「くっはっ、くすぐったいっ、ふっくふっはははっ、んっははははははっ!」
            
             万歳をして無防備に晒した汗だくの腋の下を、唾液まみれにされながら、俺は声を上げて笑い続けた。
             あまりのくすぐったさに身もだえする俺に構わず、新兵は腋を舐めながら興奮し続け、硬い物が何度も俺の太ももに当たってくる。
             さすがに当たりすぎなので、それとなく伝えようかと思ったが、それより先に新兵から思わぬ指摘をされた。
            
            「ハァッ、ハァッ、そんなに腰振って、くすぐったいのが気持ちいいんすね! あんまり激しく振るから、太ももにオレのチンポが当たっちゃってるっすよ!」
            「なっ!?」
            
             新兵の言葉に驚き、俺は腰を引いて目を開け、自らの下半身を確認した。
             シミが分かりにくい迷彩ズボンでもくっきりと分かるほど、テントを張った肉棒の先端部分に大きな汁染みができていた。
            
            「はぁ、はぁ、違うんだ、これは拷問を受けたせいで……ハッ、俺、目を開けて、動いて……誓いを守れず、すまんっ!」
            「いいっす、もう怖い人じゃないって分かったっすから。それより、オレの上官がひどいことして、ごめんなさい!」
            
             お互いに謝罪をした後、新兵は俺の真正面に立つ。
            
            「でも、オレ、上官が怖くて逆らえないから、手枷を外したり、股間を手で弄ったり、ズボン脱がせたりはできなくて……だから、体で奉仕するっす!」
            「っ!?」
            
             タンクトップを脱ぎ捨てて、ムッチリとした上半身を露わにした新兵は、俺のほうへ体を寄せてくる。
             俺と新兵の体が近づくことで、一番最初にぶつかったのは、迷彩ズボンを大きく突っ張らせる股間部分だった。
             刺激に飢えていた俺は、思わずビクッと震える。
            
            「ん、あっ!?」
            「ハァ、ハァ、すげぇ硬くなってるっすね」
            
             そう呟きながら、新兵は俺の腰に腕を回して、下半身を中心に体をキツく密着させてくる。
             興奮もあるだろうが、先ほどまで人食いだと恐れていた敵兵に、ここまで近づく緊張感で新兵の体は熱く、汗臭くなっていた。
             だが、ムッチリとした体の感触と若い汗のニオイは、不思議と心地よく、俺は拒絶することなく受け入れた。
            
            「はぁ、はぁ、お前のもずいぶんと硬くなってるじゃないか」
            「へへっ、オレ、無駄にデカくて硬いのが自慢なんで、その……チンポを扱く壁代わりにつかってください!」
            「そ、それはっ……」
            
             思わぬ申し出に焦る俺に対し、なぜか新兵のほうがさらに焦り始める。
            
            「ハッ、ああっ、そうか、ケツを押し当てたほうが腰振りやすいっすよね! あ、でも反対向いてたら、カッケェ顔見れないし、それにこういうこともできないし……」
            
             新兵はそう言って、俺の腋の下に顔を埋めた。
             熱い鼻息が掛かり、俺は思わず身を震わせる。
            
            「んっああっ!? お、おいっ!」
            「んはぁ、やっぱたまんねぇっす! あ、そっか、そういえばくすぐったいと腰動いちゃうんすよね……へへっ、遠慮なんかさせないっすよ!」
            「ま、待て、それはっ!?」
            
             俺の制止もきかず、新兵は俺の腋の下に舌を這わせた。
            
            レロォォレロォォォォッ!
            「んっあああっ、くふっ、ふっくはははぁっ!」
            
             腋舐めのくすぐったさは強烈で、俺はまんまと腰を動かしてしまい、密着している新兵の股間に自らの股間を思いきりぶつける。
            
            「ふっおおおっ、これはっ、くっううっ!?」
            「んぶぅっ、すっげぇ、チンポが中で擦れて、たまんねぇっす! ほら、もっと遠慮なく腰振っていいっすよ!」
            レロレロォォグチュジュブブゥゥゥッ……
            「んくっふはっはははっ、うぐっおおっ、ふあっ、くふははっ、んぐっああああっ!」
            
             新兵の腋舐めに翻弄されて、俺は笑い声を上げながら何度も腰をぶつけてしまい、下着の中が先走り汁でドロドロになっているのが分かるくらい、どんどん興奮していった。
             媚薬を打たれ、ずっと我慢し続けていた射精の時が近づいてくるのを感じる。
            
            「んはっくふっははっ、あっああっ、気持ち、いいっ、も、もう、イってしまいそうだっ!」
            「んはぁっ、はぁっ、オレも、もうイッちゃいそうっす! へ、へへっ、ラストスパートっすね!」
            
             そう言って、新兵は腋舐めしているほうとは逆の腋の下に手を伸ばし、汗にまみれた腋毛を逆撫でするようにくすぐってきた。
            
            「ふっあああっ、くひっふっはははっ、ぐっおおおぉぉぉぉっ!?」
            
             たまらないくすぐったさで、腰をガンガン打ちつけると、新兵もたまらず悶え啼く。
            
            「んあっ、ああっ、やべぇっ、オレっ、掘られてる、みてぇっ!?」
            「くふっはははははぁぁっ、おっああっ、イクッ、イクぞっ、いいか、出すぞっ!」
            「んんっ、ウッス、出してっ、くださいっ、オレも、イクっす!」
            「ふっくっんっははははぁぁっ、ウッオオオッ、イクッ、イクイクッ、オオオオオッ!」
            「んはぁぁっ、オレも出るっすっ、出るっ、おおっ、くっああああっ!」
            
             ドクゥゥゥゥゥゥゥッ! ドクッドクッ……ドロォォォォォォッ……
             押しつけあった股間がビクンビクンと痙攣して、中で何度も脈を打ちザーメンが溢れ出る。
             下着を簡単に突き抜けた汁が、迷彩ズボンの外にまで滲み出て、密着した俺たちの体に掛かり、腹にヌルッとした熱い粘液が広がるのを感じた。
             新兵はイっている間も俺の腋の下に顔を埋めつづけていた。
            
            「スゥーーッ、ハァッ、すげぇっ、雄フェロモンがもっと濃くなってっ、ああっ、イクの止まんないっす!」
            「くっはぁっ、お前に嗅がれると俺も、興奮してっ、んくふっははっ、ああっ、まだ出るっ出るっ、オオッ!」
            
             尋問官にされた時とは全く違う、気持ち良すぎるくすぐりイキで、新兵と股間をつばぜり合いさせながら、大量のザーメンを放ち続けるのだった……。
            
            
            
            「はぁぁっ、はぁぁっ、はぁぁっ……」
            「ハァッ、ハァッ、すげぇ出しちゃったっすね。ほら、オレ達の体の間に白い糸が引いてるっすよ!」
            
             新兵が体を離すと、二人の股間や腹を繋ぐように、たくさんの白い粘液の糸が伸びていた。
            
            「割れた腹筋に垂れるザーメン、エロすぎるっす……あ、でも、腹に付いてたら不自然だから、証拠隠滅しないとダメっすよね!」
            「お、おい、何をする気だ?」
            
             俺の前で屈んだ新兵は、なんの躊躇もなく、腹筋に垂れる白濁液を舌で拭った。
             へそに溜まった汁まで、舌を入れて舐めとる。
            
            「ふっああっ!? そ、そんなの、汚いだろうっ!」
            「ンッ、ンンゥッ、美味いっすよ! へへっ、口移しで舐めてみるっすか?」
            
             俺が絶対断ると思って、新兵は冗談っぽく笑いながら、白い粘液の付いた舌で唇を舐め回してみせた。
            
            「……ああ、舐めさせてくれ」
            「ふぇっ!?」
            「拷問の時、尋問官に口移しでザーメンを飲まされたんだ……あの屈辱を、お前に上書きして消してもらいたい。頼めないか?」
            「ん、えっ、で、でも、オレ、さっき腋舐めちゃったし!?」
            「構わない、お前とすると、不思議とどんな行為も気持ちよく感じてしまうんだ」
            「っ!?」
            
             新兵の顔が、なぜだか真っ赤になる。
             そして、意を決したように深くうなずいて、俺に顔を寄せてきた。
             唇をとがらせた新兵がぶつかってくる。
            
            「ンッ!」
            「んっ? おい、そんな一瞬じゃ、舐めさせられたことには……」
            「だって、オレ、初めてなんすもん、キ、キキ、キスするの!」
            「キス……キスだとっ!?」
            
             キスとは接吻のことで、それは恋仲の者たちがする行為だと、俺は考えていた。
             改めて接吻をせがんでいたのだと気づくと、俺のほうまで真っ赤になってしまう。
             だが、それと同時に、尋問官との接吻を早く上書きしてしまいたいと強く思うのだった。
            
            「もう一度だ。俺を抱く気で、口内の隅々までお前の舌で舐め回してくれ!」
            「っ、う、うう、ウッス!」
            
             俺の謎の気迫に押され、新兵は俺の体に腕を回してがっちり抱きつくと、再び顔を寄せてくる。
             唇を触れあわせた後、開いた口から新兵の舌が恐る恐る口内に入ってきた。
            
            「ングッ!? ンッ、ンンンッ!」
            「んぶっ、んっ、んんんっ……」
            
             舌を絡ませ濃厚な接吻をすると、新兵が抱き合い押しつけ合った股間をもぞもぞと揺らしているのが分かった。
            
            「ンッフゥゥゥッ……ンンッフゥゥゥゥッ……」
            「んはぁっ、我慢しなくていいぞ。今度はお前から来い!」
            「う、ウッス! ンングッ、ンンンンンッ!」
            「んっおおぉぉっ!?」
            
             俺から許可を得た新兵は、接吻をしながら、腰をガンガン振り始めた。
             若いがむしゃらな腰遣いで、股間をこれでもかと押し潰され、まだまだ媚薬の影響が残っている俺は、あっという間に絶頂へと突き上げられる。
            
            「んぐっ、んっおおおぉぉぉぉぉっ!」
            「ンッフゥゥゥゥッ! ングッオオオォォォォォォッ!」
            
             ドクゥゥゥッ、ドクゥゥゥゥッ、ドクゥゥゥゥゥッ……
             股間を激しく打ちつけられ、押し潰された肉棒からドロドロとザーメンが溢れる。
             新兵の股間も脈を打って射精をしているようだが、極度の興奮状態で一匹の雄となってしまい、絶頂中もガンガン腰をぶつけてきて、俺の口からはくぐもった啼き声が漏れ出し続けるのだった……。
            
            
            
            「ンッハァッ、ハァッ、ハァッ、うっ、うううっ、ううううううっ……」
            
             長い長い射精を終えた新兵が、俺に抱きついたまま、突然すすり泣きはじめた。
            
            「はぁぁっ、はぁぁっ、お、おいどうした。激しくしすぎたと思っているなら大丈夫だぞ。俺の体は頑丈だからな」
            「ううっ、うううっ、違うんす……オレ、生きてる間に、好きな人とキスできるなんて、思ってなかったんで……」
            「っ!?」
            
             思わぬ形で告白を受け、ドギマギする俺を気遣うように、新兵はそっと体を離した。
             白い粘液の糸が垂れおちて、切れていくのが見えた。
            
            「あっ、ああっ、変なこと言って申し訳ないっす! ええと、あの、オレ、決めたことがあって……」
            
             新兵はそう言って、ポケットから鍵を取り出すと、俺の手枷を外し始めた。
            
            「おい、そんなことしたら、お前が……」
            「いいんす……オレ、孤児で家族がいないから、誰かを守りたいって気持ちがよくわからなくて……でも、大好きな人に生きていてほしいって気持ちなら、今ようやくわかったっすから!」
            
             必死で笑顔を作った新兵は、枷を外し終えた後、俺の前に立ち、ぎゅっと目をつぶった。
            
            「運が良ければ、ボコられるだけで済むかもしれないんで、暴れて出てったってことになるように、その、い、一発殴って気絶させてもらっていいっすか?」
            
             震えながら、俺が繰り出すであろう一撃を待つ新兵。
             そんな新兵の体を、俺は両手を広げて、力強くぎゅっと抱きしめた。
            
            「ううっ、ベアーハグっすか、その強さだと気絶は……ンングッ!?」
            「んんっ、んはぁっ……お前をここに置いていくと考えたら、胸が締めつけられてどうにかなりそうだ。頼む、一緒に来てくれ……俺もお前のことが、その……好き、なんだ」
            
             接吻を交わした後、耳元でそう囁くと、新兵はまた泣きじゃくって俺にしがみついてきた。
            
             ムッチリとした体の温もりを愛おしく感じる。
             この温もりを絶対に守り抜くと、心に固く誓うのだった……(完)