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DesireRoom29 END-3 SS

※R-18ゲイ向けのSSです。

男嫌エンド

(甘さ:★★★★・)

『うはぁ、スラパン、ドロッドロだな』
            
             俺はその場にしゃがむと、甲斐のスラパンの股間部分を掴んで、
            ザーメンがヌチャヌチャと音を立てるのを愉しんだ。
            
            「お、おいっ!巻田、テメェ、触んじゃねぇよ!」
            
             甲斐は声を荒げるが、俺は構わず握り続け、
            射精後に縮んでしまった肉棒の感触を、スラパン越しに堪能した。
            
            「どんだけ触ろうが、男に弄られて勃ったりなんかしねぇからな!」
            『さっきから、まるで自分に言い聞かせているみたいに、
             同じことを言ってる気がするんだが……』
            「うっ!?うるせぇよ!」
            
             冷静な返しに甲斐は動揺し、俺から視線を逸らした。
            俺はその間に、スラパンのゴムに指を掛け、
            裏返すように一気に太腿までずり下げた。
            
            「おっああっ!!?」
            
             バランスを崩しそうになった甲斐を受け止め、元の体勢に戻すと、
            目の前にはザーメンまみれの股間が現れた。
            
             裏返ったスラパンには、べっとりと白い糊が付着し、
            そこから無数の白濁した糸が、甲斐の肉棒へと繋がっている。
            
            「くそっ…そんなじっくり見てんじゃねぇよ!!」
            
             隠すことのできない精液まみれの陰部を凝視された甲斐は、
            顔を紅潮させながら、俺の視姦に耐えていた。
            
            『チン毛濃いな……いつ頃から生え始めたんだ?』
            
             黒々と生え揃った陰毛は白濁液にまみれ、皮膚に張り付いている。
            それを指の腹で撫でて、くるくると渦を巻かせて遊びながら、
            二次性徴の時期を甲斐に答えさせようとする。
            
            「っ、な、なんで、テメェにそんなこと教えなきゃいけねぇんだよ!」
            『なんだ、答えないのか……
             それじゃあ、ザーメンをシェービングクリーム代わりに、
             ジョリジョリと全部剃ってしまうとするか』
            「ッ!?や、やめろよっ!
             んなことしたら、人前で着替えられなくなっちまうだろっ!」
            
             さすがにこの年になると生えてないヤツの方が少なく、
            剃毛処理をしている変わったヤツという目で見られるかもしれない…、
            それは甲斐にとって屈辱以外の何物でもないだろう。
            
            「……っ、中一の、七月か八月くらいだ」
            『結構早い方だな……というか、何で月まで憶えてるんだ?』
            「夏合宿の時……三年の先輩に……生えたチン毛、むしられたからだ」
            『っ!?』
            
             意外だった。
            甲斐は高校入るころには不良になってたようだが、
            リトルリーグで野球をしていて、センス抜群だったらしいので、
            中学ではその実力で、先輩達も黙らせてきたと思っていたからだ。
            
             ……ただ、それでもまだ同情してやろうって気にはなっていなかった。
            
            『それじゃ、初めて射精したのがいつかも、答えてもらおうか』
            「っ、そんなことまで、聞くのかよ!?」
            
             精通の年齢を答えさせる。
            もちろんそれを聞いた後で、その時の状況も、
            何に興奮して射精したのかも、細かく全部語らせる気でいた。
            
            「……中一の、八月だ……」
            『遅いな!?
             …って、八月だと?まさか……お前……』
            「ああ、そうだよっ!
             三年の先輩達に風呂場に呼び出されて、
             毛ぇむしられて、チンポ弄られて……無理矢理イかされたんだ!
             生意気だとか言って、初めてだってのに、何度も、何度もな!」
            
             中学の一年と三年じゃ、体格も力も段違いの差があり、
            風呂場で素っ裸のまま押さえつけられて、肉棒を弄られ続けたのだろう。
            
             精通していなかった甲斐は、まともなザーメンを吐き出すまで、
            何度も絶頂に上り詰めさせられて、訳も分からず泣かされたはずだ。
            
             甲斐は、その経験を思い出すから、“男に弄られても感じない“と、
            頑ななまでに言い張っているのかもしれないと感じた。
            
            
            『はぁ……聞くんじゃなかったな…』
            「な、なんだよ!テメェが聞いたから、
             オレはちゃんと答えてやったってのに!」
            『だから、その答え聞いたら、無理矢理はできなくなったってことだ!』
            
             俺はそう言うと、
            甲斐を縛っていたガムテープを切って、手足を自由にした。
            そして、甲斐が動き始める前に、
            ザーメンまみれの縮こまった肉棒を、パクッと口に咥えこんだ。
            
            「うっおっ!?巻田、テメェ、何やってんだ!」
            『ンっ!!んぅぅっ!!』
            
             自由になった甲斐の手が、俺の頭を掴んで引き剥がそうとするが、
            俺はバキュームフェラで、ジュブブッ、ジュブブゥゥッ…と音を立て、
            甲斐の肉棒に吸い上げ続ける。
            
            「くおおおっ!!ちょ、待てっ、んっあああっ!!」
            
             舌で舐めてやると、口に含んだ肉棒が、じわりじわりと膨張し始める。
            俺を突き飛ばせば終わらせることもできるこのフェラチオを、
            甲斐は強制終了させず、そのまま俺にしゃぶられ続けていた。
            
            
            『んっはぁっ……はぁっ……どうだ、甲斐。
             男でも、気持ちいいだろ?』
            
             俺の口から吐き出されたのは、再び勃起した甲斐の肉棒だった。
            唾液がダラダラと垂れ、さっき出したザーメンが白い筋で残っている。
            
            「っ…口は、お、男も女も同じじゃねぇか!」
            『あくまで強がるんだな……。
             それじゃ、ここでやめとくか?
             男にフェラでイかされるのは、お前には耐え難いことだろ?』
            「っ!?…そ、それは……」
            
             途中でおあずけにされるのが一番辛いことを、
            同じ男として知っている俺の、意地悪過ぎる提案に、
            甲斐はどう答えるべきか悩んでいた。
            
             手足の拘束が無い状態では、無理矢理されたという言い訳が使えず、
            自分の意思で、俺のフェラを受け入れるしかない。
            
            「せ、責任、取れよな。
             テメェのせいで、チンポ、勃っちまったんだからよ!」
            
             甲斐が精一杯考えた、俺にフェラを続けさせる理由がこれだった。
            
            『……なんか可愛いな、お前』
            「っ、う、うっせぇよ!
             おらっ、さっさとしゃぶりやがれっ!」
            『んおっ……んんんっ!!』
            
             甲斐が俺の頭を掴んで、自分の股間に引き寄せる。
            勃起した肉棒が俺の口の中に入ると、
            その口内の感触に、甲斐は身震いして吐息を漏らした。
            
            「はぁっ……すっげ……」
            
             先っぽ部分が入っただけで甲斐の手からは力が抜けたので、
            そこから先は俺の意思で咥え込んでいった。
            
             甲斐の肉棒は、根元までずっぽり俺の口の中に収めると、
            亀頭が喉の奥にまで突き刺さってくる。
            
            『ンぐっ!』
            「むっおおおおっ!!?それ、なんだよっ!ああっ、ヤベェって!!」
            
             飲み込むように喉を動かして亀頭を締め上げる度に、
            甲斐の身体がガクッ、ガクッと震える。
            我慢汁もびゅうびゅう溢れて、俺の喉に掛かる。
            
            「はぁ、んっあああっ!!すげぇっ!すげぇよっ!
             な、なぁ、オレが腰動かしても、平気か?」
            『…んんっ』
            
             俺は上目遣いで甲斐を見ながら、小さくコクンと頷いた。
            
            「うっし、行くぞっ!」
            
             甲斐は俺の頭をがっちりと掴むと、前後に大きく揺さぶった。
            
            「おおおおっ!!たまんねぇぇっ!!!」
            
             甲斐らしく、力任せに腰を動かし、
            肉棒がズブッ、ズブッと俺の喉を犯してくる。
            俺は時折嘔吐きながらも、その力強い動きに合わせて舌を動かし、
            甲斐の肉棒にザラついた刺激を与え続ける。
            
            『んっぷっ!!ンンンッ!!』
            「うっはぁっ!!ヤ、ヤッベェよ!!気持ち良過ぎ、だろっ!」
            
             甲斐の口から気持ちいいという言葉が漏れ出す。
            それが俺の、“甲斐をもっと善がらせたい”という心に火をつけ、
            溢れる我慢汁を全て吸い尽くすような、強烈な吸い上げをお見舞いする。
            
            「むっおおぉっっ!!それ、すっげっ!!
             あああっ、オ、オレ、もうっ、イっちまいそうだっ!」
            
             甲斐はそう言うと、俺の頭を持って引き離そうとするが、
            俺は、甲斐の腰に腕を回して、肉棒を咥え込んだままの状態にした。
            
            「っ!?い、いいのかよっ!口の中で、出ちまうぞっ!」
            『ンンッ!』
            「マジ、かよっ!?おおおっ!!おおおおっ!!
             イ、イクッ!!出るっ!!!」
            
             ドプゥゥゥゥゥゥッ!!ビュクゥゥッ!!ビュルルゥゥゥゥッ!!
             口内に熱いザーメンが溢れかえる。
            甲斐が放った熱い子種を、ゴクッ、ゴクッと喉を鳴らして、
            片っ端から飲み干していく。
            
            「んむっ、ああああああっ!!
             イ、イッてる時に吸うなってっ!!おっあああっ!!!」
            『ングッ!!ンングッ!!!…ゴクゥゥッ、ゴクゥゥゥッ!!!』
            
             本日二発目だというのに、
            甲斐の肉棒からは濃いザーメンがドバドバ出てきて、
            次から次に俺の喉に絡みつきながら、腹の中へと流れ込んでいった。
            
            
            
            『ンッ……ハァッ……ハァッ……』
            「はぁ……はぁ……」
            
             射精がようやく終わると、興奮状態だった甲斐の力が抜けていく。
            何とかバランスを取っていた体勢も崩れ、俺の方に倒れ込んでくる。
            
            「っ…ううっ……」
            『っと!?』
            
             俺の方もなんだかんだで力が抜けていて、
            甲斐を抱きとめるように、尻もちをつきながら後ろに倒れ込んだ。
            ロッカールームで二人の男が重なり合って抱き合う格好になる。
            
            『…どうだ、男にされるのも悪くなかっただろ?』
            「……っ…ああ…そう、だな。
             でも…男なら誰でもいいわけじゃねぇぞ」
            
             甲斐はそう言って、俺の身体をギュッと抱きしめた。
            
            「今まで、色々やって……その……ゴメンな」
            『っ!?
             甲斐が謝るなんて、明日の朝練は嵐で中止になるな、こりゃ…』
            「茶化すなよ!
             オ、オレ…自分でも、気づいてなかったけど……
             巻田のこと…す、好き、だったから、意地悪してたのかもしれねぇ…」
            『っ…小学生かよ!まったく……』
            
             ツッコミながらも、甲斐の告白が嬉しくてたまらない俺は、
            坊主頭を思い切り撫で回して、グッと抱き寄せた。
            
            『俺も大好きだ……これからも、もっともっと気持ちいい事しような』
            
             耳に口を近づけて、囁くようにそう言うと、
            甲斐の身体がビクンッと震えて、
            二発出した後だというのに下半身が硬くなっていくのが分かった。
            
             これからは、エースを支える女房役として、
            その有り余る性欲も全部、身体で受け止めることにした………… (完)