プロローグ
(甘さ:★★・・・)
『グレンとか言ったな……お前に聞きたいことがある。 覚悟は出来てるよな?』 偵察任務中に捕まり、捕虜となったオレの手足に、 手際よく枷を嵌めていく、バルドと名乗る男。 そのガタイの良さと、腕に見え隠れする無数の古傷に、 威圧感を覚え、これから始まる尋問という名の拷問を、 この男が担当することに恐怖すら感じた。 「っ、隊長は……隊長は本当に生きてるんだろうな?」 『何度言わせるんだ? 医務室で治療してやってるって言ってんだろ。 脚の銃弾は貫通してて、出血も少ねぇから命に関わることもねぇしな。 ……そんなに信用できねぇなら、見せてやるよ』 オレの四肢を拘束し終えたバルドは、 タブレット端末を持って、何やら操作を始める。 『ほら、見ろ。 ちゃんと生きてるだろ?』 「隊長っ!?お前ら、隊長に何をっ!!!」 端末に映った光景を見たオレは、 隊長への仕打ちに怒りが込み上げ、バルドに殴りかかった。 『おっと、危ねぇ危ねぇ、枷を嵌めといて正解だったな。 口がきける負傷兵に、尋問して何が悪いんだ?』 そう、端末の中の隊長は尋問を受けていたのだ……分娩台の上で……。 ――――少し前、医務室。 「その汚い手を離せっ!」 「怪我を治療した相手に対して、随分な言いぐさですね。 それに、私の手を汚しているのは、 あなたのココから溢れた液体ですよ」 「くっ、ぅ、あぁっ!」 竿を扱かれ悶える度に、分娩台が軋む。 短く刈り込んだ髪から繋がる、顔の周りを囲む髭、 雄臭い厳つい顔が歪み、口からは喘ぎ声が漏れる。 体を覆う物は、足に巻かれた包帯だけで、全裸を晒していた。 厚みのある筋肉の上に、雄々しく体毛が生え、 噴き出した汗が毛に纏わり付きながら無機質な分娩台のシートを濡らす。 手足を枷で繋がれた隊長は、 白衣を着た軍医に、鍛えようのない肉棒を執拗に弄られ続けていた。 ズチュッ……ズチュッ……ズチュッ…… 粘着質な音が響く。 軍医の手の中で勃起した隊長の肉棒から、トロトロと透明な汁が零れる。 カリが擦り上げるように動く手に、粘液が卑猥に糸を引く。 「お、あぁっ……くっそっ……おっ、おぉぉっ!?」 隊長が雄叫びを上げ、体を震わせた瞬間、軍医は肉棒から手を離した。 ビクッ、ビクッと脈打つ肉棒から溢れるのは、透明な汁だけだった。 「今、射精しようとしていたのでしょう?」 「っ!?……そんなわけ、ないだろうが!」 「強がらないでください。 精液を守るために分泌されるカウパー腺液が、 すでに私の手を覆うほどに出ているのですから。 ……体って本当に正直、ですよね?」 「ぁああっ!!?」 軍医が隊長のタマをグッと握ると、 隊長の体は、電撃が走ったかのようにブルッと身震いした。 「重みがありますね……。 相当溜め込んでいるようですが、 部下の手前、自慰を行うこともできなかったのですか?」 「っ!?」 「男の手で勃起させられた感想はいかがですか?」 「くっ……」 「敵に捕まり、裸に剥かれ、拘束されたまま、 射精させられようとしている感想を聞いているのですよ」 「ぐっ、あぁっ!!?」 言葉で責められ、屈辱に耐えているところで、 不意にタマを捻り上げられ、隊長の口から呻き声が上がった。 耐え難い苦痛に、全身から脂汗が滲み出て、 分厚い大胸筋を激しく上下に動かし、荒い呼吸をしている。 「やれやれ、何も答えてくださらないのですね。 答えて頂ければ、射精させて差し上げると言っているのに」 「貴様に……答えることなど、ないっ!」 「そうですか。それでは、射精はなしということで……」 「っ!?おいっ、何をする気だ!!」 軍医が、分娩台の下にあるハンドルを握り、くるくると回すと、 隊長の脚が、大きく開いていく。 「くっ……やめろっ!」 「妊婦など来ないこの場所に、分娩台がある理由が分かりますか? これに乗せると、男も穴を開いてくれるんですよ」 「なっ!?何を言っているんだっ!!」 「あなたも軍人なら、その意味はお分かりでしょうに……」 「っ……それは……」 白衣のポケットから何かを取り出す軍医。 「ワセリンを使ってあげますから、安心してください」 「安心など、できるかっ!」 「力を抜かないと、痛い思いをするのはあなたですよ」 軍医はそう言いながら、ワセリンを中指に塗りつける。 「おや、どうやらワセリンは必要なかったようだ。 あなたがたっぷり吐き出した、カウパー腺液のおかげでね」 「くっ……そ……」 ズブゥゥゥゥッ!!! 「ぐっ、ああああぁっぁっ!!!?」 軍医のヌルヌルの中指が、隊長の尻の中に沈んでいく。 全身の筋肉を隆起させ、悶える隊長。 「そんなに暴れると、傷口から出血してしまいますよ」 「っ、抜けっ……抜いてくれぇぇっ……あぁあっっ!!?」 ズブッ……ズブゥゥッ…… 隊長の必死の叫びも聞き入れられず、指の挿入は止まらなかった。 手枷のせいで、起き上がることもできず、 負傷した脚では、開かされた股を少しも閉じることができない。 「なかなか締まりのいいアナルを持ってらっしゃる。 軍人にしては珍しいですね……、 上官から犯された経験などは、ないのですか?」 「ぐっ、ぬっ……貴様の質問には答えんと、言っている、だろうが!」 「やれやれ、強情なお人だ。 ですが、それでこそ責め甲斐があるというものです。 では、始めましょうか……」 軍医の指が、隊長を内側から責め始める。 ヌチュゥゥッ…… 「くっ、あぁぁっ!?」 指が尻穴の中で動いた瞬間、隊長の口から声が漏れる。 顔を上げて、自らの逸物を確認する隊長……、 尻に指を挿れられた痛みで萎えかけていた肉棒が息を吹き返していく。 「な、何をした!?」 「おや、本当にアナルを使った経験がないのか、もしくは、 痛い思いしかされてこなかったようですね。 ……前立腺を弄ってあげただけですよ、こんな風にね」 「うっ、くぅぅっ!」 指の腹でそっと撫でられる前立腺の刺激は、 前にある肉棒にダイレクトに伝わり、 ビクンッと震えながらトロリと先走りを垂らした。 「いやはや、感度がいいですね。 今まで、たくさんの兵達を診てきましたが、 どうして、筋肉の鎧を纏ったような鍛練を重ねた屈強な男ほど、 内側への刺激に弱くなっていくのでしょうね」 「あぁっ、くそっ……やめろぉ……ぁあ……」 冷静な軍医の指遣いに、翻弄され続ける隊長。 いつ前立腺を擦られているのか、筋肉の収縮だけで見てとれる。 ビクッ……ビク……ビクビクッ……と揺れ、不規則に責め立てられながら、 その度に声を漏らし、先走りを漏らしている。 「穴が解れてきましたね、 これならもう一本いけそうですよ」 「っ!?やめっ……くっあぁっ!!?」 ズブゥゥゥゥゥッ…… 中指に、新たに人差し指が加えられ、 ヒクヒクと口を開ける尻穴に、ねじ込まれる。 二つの指が、さらに何度も前立腺を責め、 隊長から喘ぎ声と、先走りを搾り取っていく。 「ハァッ…ハァッ……くぅっ、ああっ……」 「息が上がってきましたね。 私の質問に素直に答えて頂ければ、止めて差し上げますよ」 「誰、がっ……」 「強がりますね。もう限界でしょうに。 では、このままイっていただきましょうかね」 軍医の手つきが変わる。 今までの動きが、焦らしていただけだとハッキリと分かるほど、 ひねりを加えた巧みな指遣いで、一気に隊長を責め落としにかかる。 ジュブッ……ジュブッ……ジュブッ…… 「うっおぉっ!?くっ、はぁっ、んぁっ!」 「さあ、敵の前で尻穴を晒し、男の指で中を弄られ、 無様に果てる屈辱を、その身に刻んであげましょう!」 言葉責めで、隊長に恥辱を与えながら、 前立腺を二本の指でグリグリと押し潰す。 「くっ、そぉぉ!あぁぁっ!!?イクッ!!イクッ!!」 トロォォッ……トロォォォッ…… 大きく仰け反った隊長の肉棒から溢れた白い汁が垂れ落ちる。 亀頭の割れ目から垂れだした汁は、肉棒を白く覆うように流れ落ち、 陰毛に絡みつきながらサラサラと流れた。 「ハァッ……んっ……あぁっ……」 いつもの射精とは違う、長く続く激しい快感に、 頭の中が真っ白になった隊長は、 大きく口を開け、息も絶え絶えになりながら悶えている。 だが、この時、隊長は違和感を覚えていた。 これ程の快感を得て、果てたというのに、 射精したい、出したいという感情が一向に収まらなかったからだ。 快感に仰け反る頭を何とか起こし、自らの下半身の様子を確認する隊長。 すると、そこには硬さを失っていない逸物から、 精液とは違う、白い汁が流れ出していた。 「うっ……これ、はっ……」 「気づかれましたか? これは精液の一部……精子を守るために分泌される前立腺液です。 実際には射精していないのに、強い射精感を覚えたでしょう?」 「ぜん……りつ……っ………」 「この射精を伴わない射精感は、 連続で何度でも感じることができるんですよ!」 ニヤリと笑った軍医の指が、再び隊長の尻穴に襲いかかる。 ジュボォッ……ジュボォォッ……ジュボォォッ…… 「あっ、がぁっぁあっっ!!!!??」 一度覚えた快感は、いくら抑えようとしても体が貪欲に求め、 隊長は軍医の指に誘われるまま、絶頂へと駆け上がっていく。 「くぅっ、やめっ……あぁっ…」 ドロォォォッ……ドロォォォッ…… 「ひっ、ぐっ……おっ、おぉっ……」 グジュゥゥッ……グジュゥゥゥッ…… 「んっ、はぁぅ……くっ、ぁぁ……」 トロトロトロォォォォッ…… 割れた腹筋に白い汁だまりができるほど、 何度も前立腺液を吐き出す隊長の肉棒。 脳を襲い続ける射精感に、狂ったように頭を前後に振る隊長は、 涎を垂らして乱れまくっていた。 カチッ…… 医務室のスピーカーがONになる。 ”『ほら、見ろ。ちゃんと生きてるだろ?』” ”「隊長っ!?お前ら、隊長に何をっ!!!」” 「っ!?グ、レンッ……ぁぁあっ……くっ、そぉぉっ!!!」 ドクゥゥゥッ……ドクゥゥゥゥッ……… 激しく脈打った肉棒が、遂に精液を噴き上げる。 熱い飛沫が顔に、胸板に、腹筋に撒き散らされ、 今まで吐き出すことが出来ず、焦らされ続けた末の射精は、 隊長の体を白く染め上げるほど大量の精液を放った。 「ぁ……あぁっぁっ……」 自分を一番慕ってくれている、部下のグレンが見ている前で、 尻穴だけで射精する無様な姿を晒してしまったことに耐えきれず、 開いた目から涙を零し、力なくぐったりとなってしまった隊長。 「質問に答えるまで射精は禁止のはずでしたが、 この上ない屈辱を与えられたのなら、良しとしましょう。 では、続けますよ……今度はこれで」 「ぁ……ぁ……」 軍医が自らの剛棒を、隊長に見せつける。 分娩台のハンドルを回し、隊長の股をさらに開かせ、 いきり勃った肉棒を尻穴にねじ込んでいく。 ズブズブゥゥゥゥゥゥゥッ……… 「ぐっ、あぁぁぁっぁぁぁっ!!!!」 「フフフッ、屈強な兵(つわもの)を犯すのは、やはり楽しいですね。 ほら、止めて欲しかったら、さっさと質問に答えないと……」 そう言いつつ、使い込んだ剛棒で、 弄られ続けて腫れ上がった隊長の前立腺を、何度も突き上げる。 「あっ、あぁっ……んっ、はっぁっ……」 再び絶頂へと強制的に導かれる隊長の肉棒から、白い汁が滲み始める。 もはや、尋問に答える力もない隊長には、 性的拷問を終わらせる方法はなく、ただただ犯され続けるだけだった。 ―――――尋問室。 頼りがいのある、腕っぷしが強くて、男気溢れる隊長が、 喘ぎ声を上げて、自分より弱そうな軍医の男に犯されている……。 『あーあ、お前が声を掛けたせいで、隊長さん堕ちちまったかもな』 「くっ……隊長は、こんなことで心が折れるような男じゃないっ!! オレは絶対に、隊長を助けるっ!!」 『へぇ、まだそんなことが言えるのか。 いいぜ、俺が周りの人間のことなんか考えられなくなっちまうくらい、 もっと深くまで堕としてやるからよ』 下卑た笑いを浮かべるバルド。 四肢を拘束されたオレに、果たして隊長を救うチャンスはあるのだろうか。 そもそもオレは…… これから始まる拷問に耐えられるのだろうか? 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