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DesireRoom18 END-2 SS

※R-18ゲイ向けのSSです。

傷だらけの絆エンド

(甘さ:★★☆☆・ 急展開)

『もう涙もションベンも枯れたってか?』
            「はぁ…はぁ……くっ、そ……」
            
             全身をベルト鞭で打たれ、体中が真っ赤に腫れている。
            打たれた箇所は、神経が剥き出しになったようで、
            体をつたう汗にもヒリヒリとした刺激を伴う。
            
            『さて、次は胃液でも吐いてもらおうか。
             っと、その前に、暑ぃ暑ぃ』
            
             汗で濡れたシャツを脱ぐバルド。
            筋肉の鎧を纏ったような体には、無数の傷痕や火傷の痕がついていた。
            比較的新しい傷もあり、長く戦場に身を置いてきたことを思わせる。
            
            『よし、覚悟はいいか?』
            
             オレの前でシャドーボクシングをする身のこなしは、
            もはやヘビー級のプロボクサーと言ってもいい位だった。
            だが、オレの注目は拳ではなく、他の場所に行っていた。
            
            「”淫乱野郎”……」
            『あぁっ!!なんだとっ!!!』
            ドスゥゥゥゥッ!!!!
            「ぐっ、はぁぁっぁっ!!」
            
             重い拳が腹に深々とめり込む。
            オレに胃液を吐けと言わんばかりに、鳩尾をえぐる。
            上がってきた胃液を、口を閉じて何とか腹に戻すが、
            それでも口角からダラリと汁を垂らした。
            
            「ッ、ぐっ、はぁっ…はぁっ……」
            『ほう、よく耐えたな』
            
             肩を動かしながら、首を鳴らすバルドの姿に、
            今のがウォーミングアップ程度だと分かる。
            それでも、オレは気になる言葉を溢し続けた。
            
            「”肉奴隷”……”精処理、便所”……」
            『っ!?さっきから何言ってやがるっ!!
             ふざけやがって……もう容赦しねぇぞ!!!』
            ボスゥゥッ……ドスッドスッ……ボスゥゥッッ……
            「ゴフゥゥッっ!!がはぁっ!!グッ!?」
            
             腹へ連続でパンチがめり込む、一発一発が重くて全く息ができない。
            内臓に響くように、拳をねじ込み、割れた腹筋をズタズタにされる。
            
            『そらっ、これでしまいだっ!!!』
            ドゴォォォォォッ!!!!!
            「かっ、はぁぁっぁっ!!!!」
            
             腹に突き刺さる拳。
            胃が爆ぜたように、胃液が激流となって込み上げる。
            
            「うぐっ、ぐっげぇぇっっ」
            
             ゴボッ……ゴボォォォォォォッ……
             堪えきれず、口から胃液を一気に吐き出す。
            小便が広がる床に、胃液がベチャベチャと降り注ぐ。
            
            『っと、汚ぇ胃液を俺に掛けようとすんなよな』
            
             咄嗟に避けたバルドは、オレの背中側に回り、
            抱きつきながら、鳩尾の部分に腕を回してくる。
            
            『そら、もっと出せるだろ?』
            
             オレの体を持ち上げながら、ググッと鳩尾を締め上げる。
            
            「オッェエエッ!!!」
            
             ゲボォォッ……ゲボォォッ………
             締め上げられる度に、ポンプのように胃液を吐くオレ。
            腹の中が空になっても続き、
            オレは空吐きを繰り返し呻く姿を、無様に晒していた……。
            
            
            
            「はぁっ…ハァッ………」
            『たっぷり出したな。
             汗もかいてるし、そろそろ喉が渇いたんじゃねぇか?
             ……どうだ?俺のションベンを飲むってのは』
            「っ!?誰がっ!!」
            『チッ、まだ抵抗すんのか。
             ……そうだ、お前がさっき言ってた言葉……
             なんであんなこと言ったんだ?』
            
             再び前に回ってきたバルドが、オレを睨みつけながら聞いてくる。
            
            「背中に、刻まれてる……」
            『なっ!?くそ、背中までか……』
            
             シャドーをしている時に見えた、刃物で切られた傷痕は、
            文字のようになっていた。
            
            「その、傷、まさか……」
            『あぁ、そうだ。
             傷も、火傷も……拷問でつけられたものだ』
            「っ!?」
            
             体中に無数に刻まれた傷痕……太い動脈は避けてあり、
            死なない程度にナイフで切られ、痛めつけられていた痕だった。
            丸い火傷の痕は、煙草を押し付けられたものだろう。
            
            『お前らの仲間からなっ!!』
            「……」
            『っ、なんで、驚かねぇんだよ!』
            「刻まれた、文字が……オレ達が使う、スラングだからだ」
            
             間違いなかった。
            相手を汚く罵る時に使う言葉、それも性的に侮蔑する言葉が、
            一生消えない傷として刻まれている。
            
             拷問は、もうずっと前から禁止されている、はずなのに………
            
            「……すまない」
            『っ!?テメェ、ふざけてやがんのかっ!!』
            「ぐっ!」
            
             首を絞められる。
            バルドの怒りはもっともだった……
            オレが謝ったところで、何も変わらない。
            むしろ、敵であるオレの謝罪は、侮辱にも値する……それでも……
            
            「っ、すまない……」
            『くっ、言うな、それ以上言うんじゃねぇ!!!』
            
             今度は口を手で押さえらえる。
            言葉を封じられたオレの目から、枯れたはずの涙が溢れる。
            
            『俺は……今お前を拷問に掛けている敵だぞ。
             さっきやられたこと、忘れたわけじゃないだろ?』
            
             床に垂れた、小便や胃液……確かに激しい痛みもあったし、
            人前で漏らす屈辱は耐え難いものだった。
            だが、どれも浅い傷だ……治る傷だ……
            そう思うと、涙の勢いは増すばかりだった。
            
            
            『くそっ、なんなんだよ……お前は……』
            「っ……」
            
             オレの口から手を離し、
            四肢を拘束する枷を外していくバルド。
            
            『言っとくが、俺はアイツらを鬼畜だと思ってる。
             それは、ずっと変わらねぇ……でも、お前は……』
            「うっ……」
            
             手枷が外れ、倒れそうになったオレを、バルドが抱きとめる。
            
            『アイツらと、一緒だとは思えねぇ……』
            
             脚の拘束を解き終わると、そのまま太い腕でオレを抱きかかえ、
            汚れていない床まで運んで、仰向けに横たえた。
            その上にバルドが覆いかぶさってくる。
            
            「っ、何を……」
            『安心しろ、もう痛い思いはさせねぇから』
            
             バルドは、オレの胸に手を当て、
            優しく揉みながら、乳首に舌を這わせた。
            
            「んぁっ!?」
            
             ベルトで打たれ、敏感になった神経に、
            手の温もりと、舌のヌメりが快感として伝わる。
            
            『赤くなるまで打って、すまなかったな。
             これで少しでも紛れるといいんだが……』
            「うぅ、はぁ…はぁ……」
            
             大胸筋を揉まれ、血が集まった乳首を絶妙な舌遣いで舐められ、
            ジンジンと痛んでいた肌が、熱く火照ってくる。
            
            『っ……』
            「どう、したんだ?」
            
             オレの顔をじっと見つめるバルド。
            短髪にアゴ髭をたくわえた雄臭い顔が、急に近づく。
            
            「んぅぅっ!!?」
            
             頭を押さえられながら、口づけを交わす。
            それも、オレの口の中をベロベロと舐め回すような激しいもので、
            オレの唾液を舐め取って、代わりにバルドの唾液が注ぎ込まれた。
            
            『んぅっ、ふぅ……。
             どうだ、少しは口の中の苦味は消えたか?』
            「あ、ああ……」
            
             胃液で口の中がずっと嫌な感じだったのに、
            それがすっかりなくなっていた。
            
            『その、なんだ、綺麗な水とか、用意できねぇからよ、
             俺の、キ、キスなんかで済ませてちまって……悪ぃな』
            
             頭をポリポリと掻くバルド。
            そんなバルドの顔を両手で掴んで、もう一度キスをした。
            
            『んぅっ!?な、なにやってんだよ』
            「理由がないのも、してみたかったから……」
            『なっ!?つ、次行くぞ』
            
             バルドは、照れくさそうな顔を隠すように、
            オレの下半身に向かっておりていく。
            小便で濡れたパンツを引き剥がされると、半勃ちのチンポが露出する。
            それをバルドがぱくりと口に咥えた。
            
            「うぅっ!?そ、そんな、汚い、だろ」
            『ぷはぁ……何言ってやがる。
             俺はな、ションベンが一番安全な飲みもんだった修羅場を
             何度もくぐってきてんだぞ……それに、お前のが汚ぇわけねぇだろ』
            
             そう言って、またオレのチンポを咥え、ジュブジュブとしゃぶる。
            
            「んっ、あぁっ……」
            
             あまりに気持ちのいいフェラに、声を出して喘ぐ。
            バルドは、オレが気持ち良くなるように、裏筋を舐めたり、
            カリを唇で刺激したり、時には、喉の奥まで咥え込んでいた。
            
            「ハァッ…ハァッ……す、げぇ」
            『っ、くそ……我慢できねぇ』
            
             バルドも、興奮した様子で全裸になる。
            現れた肉棒の大きさに驚くが、不思議と犯される恐怖がない。
            それは、さっきバルドが言った、
            ”もう痛い思いはさせねぇから”という言葉を信じているからだった。
            
            『ちっと、待ってろよ。
             っ!?バ、バカ、こっち見んなって……うぅっ、ハァッ……』
            
             指に唾を付けたバルドは、そのまま自分の尻穴を解し始めた。
            時折声を漏らしながら、尻穴を弄る姿を目の当たりにして、
            オレも興奮し、チンポから先走りを垂らした。
            
            『ヘ、ヘヘッ、我慢汁垂らして、もう辛抱きかねぇってか?
             じ、実は、俺もだ……少しキツくても、我慢してくれよ』
            
             そそり勃つオレのチンポの上に、腰を下ろしていくバルド。
            ガチガチのチンポを握って、尻の中に押し込んでいく。
            
            ジュブゥゥゥゥッ……
            「んっ、はぁぁぁっ!」
            『くぅっ、おぉぉ!ずいぶんと、硬ぇチンポ、だな』
            
             バルドの尻の中は熱く、
            程よい締め付けと、熱い肉襞がチンポを包み込んでくる。
            ズブズブと根元まで飲み込むと、
            バルドの肉棒からドロリと透明な汁が溢れた。
            
            『んぁっ、お前のチンポ……すげぇ、当たる!
             ま、待てよ……今、動くから』
            
            ジュブッ……ジュブッ……ジュブッ……
            「おっ、あぁぁっ!バルドの、ケツ、気持ちいいっ!」
            『っ!?急に、な、名前呼ぶなっ!感じ、ちまうっ、だろ!』
            
             お互い感じまくって、先走りがダクダク溢れる。
            バルドの中はどんどんトロトロになっていき、
            オレの腹筋にはバルドがこぼした汁が、汁だまりになっていった。
            
            「お、オレも……動いて、いいか?」
            『ああ、頼むっ、グレン!』
            「っ!?うっ、おぉぉぉっ!!!」
            
             名前を呼ばれたことが嬉しくて、
            腰を激しく動かして、バルドの尻にがっつく。
            
            ズブッズブッズブッズブッ……
            『あぁぁっ!?
             す、げぇ、擦れるっ!はぁっ、うぅっ……』
            「おぉっ!?吸い、ついてっ!んっ、はぁっ!」
            
             息がどんどん上がってきて、絶頂へと突き進んでいく。
            オレが腰をバルドのケツにぶつけると、
            バルドの肉棒がブルンッと揺れて、少し白く濁った汁を垂らす。
            
            「バルドッ!オレ、もう!イきそう、だっ!」
            『お、俺もだっ!一緒に、イくぞ……グレンッ!』
            『「あぁぁっ!!イクッ!!!」』
            
             ドクゥゥゥゥゥッ!!!!ドクゥゥゥゥゥゥッ!!!!!
             腹の上にある肉棒からドロドロとザーメンが溢れる。
            同じリズムで、オレはバルドの腹の中にザーメンを溢れさせた。
            
            「あぁっ!バルドの、中、締まるぅっ!!」
            『お、ああっ!汁が、グレンのアチィ汁が!腹の中にっ!!』
            
             互いを強く感じながら、射精が続く。
            前に倒れてきたバルドを掴んで、夢中でキスをした。
            
             ずっと繋がっていたい……そう思うほど、心地よく、
            最高に気持ち良かった……。
            
            
            『ハァッ…ハァ……』
            「はぁ…はぁ……」
            
             たっぷり出して、力が抜けたオレとバルドが、
            隣同士、大の字になって寝そべっていた。
            
            『やっぱり、お前……っ……グ、グレンは、
             アイツらとは全然ちげぇな』
            「……っ?」
            『グレンとは……すげぇ、気持ち良かった』
            
             腕で目を押さえながら、バルドはそうつぶやいた。
            オレはその言葉の重みを感じながら、
            バルドの涙が止まるまで、ずっと隣にいた……。
            
            
            『っと、隊長さん助けに行くんだろ?
             医務室の場所、教えとかねぇとな……』
            「っ!?逃がしたってことになったら、バルドが罰を……」
            『んなこと気にすんな。
             どーせ、腹いせに、ちっと廻されるくらいのもんだろ』
            「なっ!?そんなのダメだ!!」
            『そうか?
             そんじゃ、頼みがある……』
            
             真剣な顔をして、バルドが話した頼み事……
            その驚愕の内容に、オレは……
            
            ――――
            
            「ほんとに、いいのか?」
            『んぅぅっ!!』
            
             奥歯で布を噛んでいるバルドが大きく頷く。
            オレは、手に持ったナイフで、バルドの背中を……切る。
            
            『ぐぅぅぅっ!!?』
            
             ”背中に刻まれた文字を分からないようにしてくれ”
            バルドのその頼みをオレは断れなかった。
            
             見える範囲は自分でやったと言うバルドの言葉が悲しくて、
            肉を裂く感触と血を流すバルドの後ろ姿を見るのが苦しくて、
            ポロポロと涙を零れる。
            それでも、早く終わらせて、バルドを……解放してやりたいと思った。
            
            『ハァッ…ハァッ……。
             これで、捕虜が暴れて、怪我までしたってことで、
             どうにか、やり過ごせるだろ?』
            「う、うぅぅっ……バルド……」
            『泣くなよ、グレン。
             この戦争が終わったら……また会おう。
             それまで、生き抜けよ』
            「っ……バルドも……」
            『おう!』
            
             約束を胸に刻み、オレは部屋を出て、医務室へと急いだ……。
            
            
             ……戦いは多くの傷を残して終わる……
             ……痛みや恨みが消えることはないのかもしれない……
            
             それでも、オレは……手を伸ばせば、繋がれると信じてる。
            
             行き来ができるようになるまで、数年掛かったけれど、
            バルドは生きて、待っていてくれたから……       (完)